断乳の計画はいつから?具体的なスケジュールは?

断乳というものは、個人差はあれど母子ともに寂しく負担のかかることだと思います。ですが同時に、大切な自立のための一歩でもあります。この記事では、母乳といえば!の桶谷式に通って学んだ経験と、早期教育といえば!の家庭保育園で散々ご相談した結果をあわせて、私なりの断乳スケジュール、体験談、注意事項、やってよかったことなどをご紹介しております。

なお、断乳と卒乳の違い、月齢(0歳、1歳、2歳以降)ごとの断乳時期のメリットとデメリット、などは「断乳や卒乳の時期は1歳? 2歳?月齢ごとのメリットとデメリット」にまとめております。

断乳時期は3ヶ月前から考えるのが望ましい

前の記事「断乳や卒乳の時期は1歳? 2歳?月齢ごとのメリットとデメリット」でも書きましたとおり、断乳とは決して行き当たりばったりにするものではなく、気候や体調、家族のスケジュール、そして何よりお子様の心によって決定したい大切な儀式だと思います。(なかには自ら「もう要らないわ」と卒業なさるお子様もいらっしゃるかと思いますが、本記事は自然卒乳ではなく断乳をお考えの方向けに書いております)

断乳スケジュール

私が桶谷式や育児書、家庭保育園などで勉強した結果、断乳時期はおよそ3ヶ月ほど前から見通しを立てておくのが望ましいように思いました。実際に我が子に断乳を告げる時期は、桶谷式では「1週間前(先生によっては1ヶ月前とも)」、家庭保育園では(家庭保育園の場合は個別カウンセリングなので、あくまで我が家の場合ですが)「1ヶ月前」と教わったのですが、親の見通しとしては3ヶ月ほど前から覚悟しておくと余裕があります。

というのも、
・春や秋の気候のよい時期は桶谷式も混むので、早めの予約が必要
桶谷式で断乳する場合、断乳の1週間前、断乳後に最低3回は手技を受けることになります
・ご主人のご予定の調整
連休に協力してもらって断乳するはずが、接待ゴルフが入るというのもよくある話です
・断乳時におっぱいがつまらないよう、食事を節制しておく
およそ1ヶ月は食事を理想的な和食にしておくとトラブルが少なくてすむそうです
・母の心の準備は、意外と時間がかかる
お子様よりもお母様のほうが、寂しくて不安定になったりします
…というように、何かと考えることがありますので、およそ3ヶ月ほど前から心づもりをしておくとスムースかなと思いました。

家庭保育園をなさっている方でしたら、3ヶ月前からカウンセリングでご相談されると心づもりができてちょうどよいように思います。そもそも今断乳すべきか?ということも、あわせてご相談できますので気持ちが楽になりましたよ。

断乳の具体的なスケジュールと注意事項

断乳はこうすべき!という正解はないと思いますが、私は桶谷式と家庭保育園の学びをあわせて以下のように準備していきました。当時1歳10ヶ月ですので、0歳のお子様はすこし勝手が違うかと思いますがご参考までに書いてまいります。

3ヶ月前:家庭保育園に断乳時期をご相談する

桶谷式では、断乳の条件として「一人で歩ける」「かたいものが食べられる(断乳しても栄養がとれる)」があり、1歳10ヶ月の娘は満たしておりましたが、私としては「大好きなものは心ゆくまで飲ましてあげたいような…でもいつまでも赤ちゃん扱いみたいになってしまうような…」などと精神面で悩んでおりました。

そこで家庭保育園(胎教からお世話になっている早期教育)の個別カウンセリングで娘の状態、私の気持ちを詳しくお話してご相談しました。
家庭保育園では、断乳は「乳児が幼児になる、大切なできごと」「自分で決めてお約束して、それを我慢して守ることで自立できる」「大好きな母からのはじめての拒絶(おっぱいNO)があってこそ、精神的に成長できる」といった心構えをたくさん教わり、また娘の状況もたくさん聞いていただき「お嬢様は2歳前の断乳がよさそうですね」ということになりました。

当時、娘の発達に私がついていけておらず、様々な面で妙に赤ちゃん扱いをしてしまっていることなどもアドバイスいただきました。今考えると本当にその通りで、身の回りのことなど必要以上に手をかけていたなと思います。2歳の今でもそんな面があり、カウンセリングではいつもハッとします…反省です…。

(詳しくは「断乳や卒乳の時期は1歳? 2歳?月齢ごとのメリットとデメリット」にも書いております)

1ヶ月前:断乳について娘に説明する

家庭保育園のおかげで娘は発語が早く(生後4ヶ月から話しておりました)、2歳前ともなると会話が普通に成り立っておりましたので、断乳について私なりに説明しました。

断乳スケジュール

・あなたはもう一人で歩ける。赤ちゃんのときから、すっごく成長したね。お母様は嬉しいよ。
・ごはんも上手に一人で食べられるよね(エジソン箸ですが、こぼさず食べていました)。たくさん食べられるから、もうおっぱいから栄養をもらわなくても大丈夫なんだよ
・歯磨きも上手だよね。だけど夜におっぱいを飲むと、そのあとしっかり磨けないよね
・妹か弟がほしいっていつも言ってるよね。お母様がおっぱいをあげていると、赤ちゃんはお腹にこられないの。おっぱいにさようならして、お母様の体をお休みしないといけないのよ
・何より、あなたはもうすぐ2歳のお姉ちゃんになる。お姉ちゃんだから、おっぱいにさようならできるかな?

というような内容で、2人でゆっくり話しました。
娘は、おっぱい大好きなのに〜という様子でしたが「もうお姉ちゃんだから」のくだりで納得したようで(最も理由になっていない事柄なのに…笑)おっぱいにさようならする、というお約束ができました。

1ヶ月前:断乳カレンダーを娘と一緒につくる

市販のカレンダーでももちろんよいのですが、娘のお絵描きも兼ねて画用紙とクレヨンで簡単なカレンダーを作りました。断乳の日を決めて、娘にシールを貼ってもらい「楽しいイベント」のような雰囲気になりました。

断乳の日の決め方は「断乳や卒乳の時期は1歳? 2歳?月齢ごとのメリットとデメリット」にも書いておりますが、前後に予定のないとき、気候のよいときを選びました。

この後は「毎日カレンダーを確認するべき」説と、「断乳は悲しいことなので1日1回だけ言う」説とありますが、我が家の場合は娘がはっきり意識しておりましたので、あまり何度も言わないことにしました。うっとうしいかなと。笑 カレンダーを指差してきたら「そうね、この日がお姉ちゃんになる日よね」と言っておりました。

1ヶ月前:食事を節制する

もともと家庭保育園の勉強会で教わったとおり、食事には気をつけておりました。水や調味料、食材についての記事は以下にございます。

妊婦とママにおすすめの調味料。数百円の差で、安心とおいしさが段違いなのです
妊婦やママにおすすめの食材宅配。10社試して安全性、利便性、価格で比較しました
赤ちゃんや妊婦にも安心の水選び。おすすめウォーターサーバーの選び方

食事にはこだわっていたおかげか、娘は風邪ひとつひかない健康児で、断乳後も体調をくずしませんでした。そのような次第ですので、断乳前だからと大きく変えたわけではないのですが、少し量を控えめにしました。脂っこいものや甘いもの、要はおっぱいをつまらせやすいものを控える、というのがご指導内容でした。

3週間前:桶谷式に断乳前の手技を予約する

桶谷式のサロンはこちらで探しました。出張してくださる方もおり、料金はまちまちです。何より相性がまちまちですので(笑)、本当はもう少し早くしてもよかったかなと思います。断乳後の手技を受けに行くときは、おっぱいが張ってつらいので、できるだけお近くか出張を頼まれる方が無難そうです。

桶谷式に通われる場合は、ご自身に合うかどうかのチェック、また基礎知識があるほうがスムースですので、総合的なご本を読まれることをおすすめいたします。桶谷式のご本は何冊もあるのですが、私が一番分かりやすいかなと思ったのは上記でした。

2週間前:主人に最後の確認をする

そもそもおっぱいをあげたことのない男性に、断乳のつらさを理解してもらうのは難しいのですが、私の学びを総動員したレジュメをつくって5分プレゼンしておきました(笑)。忙しい主人に本を読んでもらうわけにいきませんが、かといって悪気なく娘に何か言ってしまうのも困るので、シンプルに要点を伝えました。

・どれだけ泣いても、2度とあげません。断乳ってそういうものです
・娘の前で「おっぱいあげちゃえば?」などは、どうか言わないで
・断乳から3日間は私が入浴しづらいので、お風呂をお願いしたいです
・私はおそらく体がつらいので、断乳翌日は(前からお願いしているけれど)娘を連れ出してね。娘も寂しい思いをしているだろうから、楽しく遊んでくれると嬉しいです
・もし夜泣きしたら、申し訳ないけどあなたが抱っこしてあげてね。おっぱいを目の前にして我慢させるのは不憫だから。

書いてみると一目瞭然ですが、もう主人へのお願いごとだらけで専業主婦の私としては申し訳ない気持ちもあったのですが、これは私のためではなく「娘のため」、つまり夫婦で協力しなくては乗り切れないイベントなのよ!と思い直して相談いたしました。

断乳スケジュール

主人は幸い子育てに協力的なタイプで仕事の融通もきき、また娘もパパっ子のため、とても助かりました。特に断乳当日、翌日のお風呂やお出かけは有難かったです。
ちなみにパパっ子に育った理由(推測ですが)は「<胎教編>パパにも育児を楽しんでもらおう。子どもをパパっ子にする方法」「<産後編>パパが無理なく育児を楽しむために。子どもをパパっ子にする方法」にまとめております。

1週間前:桶谷式の手技をうける

断乳できる状態かどうかのご判断も含めて、手技を受けました。断乳を決めてから、娘はよくおっぱいを飲むようになりましたので、とても状態がよくてつまりもなく、問題ないとのことでした。断乳後の予約をして(3日後、1週間後、1ヶ月後)帰りました。

1週間前:食事の量と水分量を少し控えめにする

娘が「最後のおっぱい!」というように嬉しそうに飲んでおりましたので、その分を確保すべく水分はとっておりましたが、いつもよりは少し控えました。

前日:娘と最後の確認をする

カレンダーの前に連れて行った時点で、娘も1才なりに覚悟した表情でした。明日でおっぱいにさようならすること、お姉ちゃんになるために大切な我慢であること、あなたならきっとできることを伝えます。娘はこくりと頷き、おっぱいを大切そうに飲んでおりました。

当日:どこにもお出かけせず、1日飲んで断乳する

桶谷式では午前中に断乳(おっぱいはこれでさようならねと言って、おっぱいに顔を描く)をすすめられましたが、私は悩んだ末に夕方の断乳、そして顔は描かないことにしました。断乳後の手技にもかかわりますので、午後にする方は桶谷式で必ずご相談くださいね。(お叱りを受けるかもしれません…)

いつもは娘と外遊びや、博物館・動物園などのおでかけを楽しむのですが、この日だけは1日おうちでゆっくり過ごし、ゆっくり2人で遊びました。授乳の写真や動画をたくさん撮りました。母子ともに、最後のおっぱい時間を大切に楽しみました。

断乳スケジュール

生まれてから今まで、毎日毎日ずっと、どれだけしんどくても眠くても、欠かさずあげてきたおっぱい。娘にとっては母親そのものであり、何より大好きで何より安心できるおっぱい。おっぱいを飲む横顔、満足そうな寝顔、あの安心しきった表情がすぐそばでみられるのも、もう今日で最後です。だからどうしても一日中、この大切な時間を味わいたかったのです。

顔は描かなくても、娘は十分「最後」だと、わかっておりました。家庭保育園でもご相談したのですが、我が家の場合はここで顔など急に描くほうが赤ちゃんぽいというか、妙なことになると思い自然なまま卒業しました。

当日は入浴を控え、桶谷式の指示どおりキャベツで冷やしながら寝ました。娘は夜に一度起きましたが、主人が抱っこして寝かしつけてくれ、お水で我慢できました。翌日以降も、おっぱいのために泣くことはありませんでしたが、時々さわってはいました。

断乳から3日目:桶谷式の手技を受ける

断乳翌日から2日目、もう触るのも痛いほどに腫れました…カチカチに固まり、桶谷式で教わったとおりキャベツで冷やしても痛くて痛くて、これは普通に育児や家事をすることなど絶対不可能だと思いました。笑 こればかりは体験しないとわからないことなのですが、信じられないほどつらいです。

手技を受けたらすーっと痛みがひいて、嘘のように楽になりました。その後も少しは痛かったですが、1週間後に受けるときにはもうトラブルもありませんでした。でもプロの手にかかるとおっぱいがどんどん出ましたので、しこりを残さないためにも1ヶ月後の手技も予約しました。

断乳時期

満足にシャワーも浴びられないので(あたたかくなると腫れる)予定はできるだけいれないほうがよく、またご主人様のご予定次第ではありますが、なるべく誰か頼れる人がいたほうが助かると思います。

くれぐれも、断乳後の腫れを甘くみてはいけません…。自己流で冷やして乗り切れる方もいらっしゃるようですが、ただでさえつらい断乳なので、せめて体くらいはプロの手で安心して楽にしてあげるほうがいいのかな、と個人的には思いました。

断乳から2週間後:お酒やチョコレートで自分を癒す

これは必要事項でもなんでもないのですが(笑)、授乳がなくなると本当に寂しいので、何かご自分を癒す手段をおいておくとよいと思います。私も家庭保育園の先輩ママからいただいたおいしいワインのおかげで、どれだけ慰められたかわかりません…。(ものすごい喪失感だから、お酒でも飲んでとあらかじめくださったんです。本当にそのとおりでした)

もちろん断乳して楽になった面もあるのですが、それよりもあの幸せな濃密さが永遠に失われてしまった寂しさのほうが強く、私など情けないことに何度も夜に泣きました。食事をしても、いくらいいものを食べたってもうあの子の役に立たないじゃないか!!などと思ってしまって、食欲もなくなってしまったり…。自分でもおかしいと思うのですが、なんだか妊娠初期のような情緒不安定さでした。

断乳スケジュール

加えて、娘の意志も急に強くなりました。いわゆるイヤイヤ期と呼ばれるような、いや〜〜!と泣き叫ぶとか、謎のタイミングで暴れるとか、そういうことはなかったのですが、以前ならサラっとすんでいたことが、事前の説明や納得いく根拠提示がないときいてくれなかったり、時には「どうしても嫌なの」と言われてしまったり。嬉しい成長ではあるのですが、やはり最初は戸惑いましたし、正直に申し上げてしまうと…なんだか疲れたなぁと思うときもありました。

ですので、家庭保育園で教わっていたとおり、授乳中に節制しておいて本当によかったです。大好きなチョコレートは、このために我慢しておいたんだなと思いました。笑 断乳直後に暴飲暴食するとおっぱいがつまりますので危ないですが、2週間目ごろから様子をみて少しずつ解禁してもいいように思います。

まとめ

ー断乳は3ヶ月前から計画をたてることが望ましい
ー子どもの様子にあわせた断乳をするならプロに相談したい
ー夫の協力があると助かるので、早め早めに打診を
ー桶谷式の手技で体を癒し、趣味や食事で心を癒すことを忘れずに

またしても長文になってしまいました…。とにかく断乳は今までの育児の総ざらいと申しますか、母子の絆・夫婦の連携・母の体調管理と心の整理、すべてがあらわになるイベントだと感じました。

寂しさもありますが、断乳を終えるとすっかり成長したお子様の姿にきっと驚かれることと思います。みなさまの断乳がご納得できるものとなりますように…。

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