子連れコンサートは、事前準備があるとより楽しめる!

早期教育や情操教育の文脈で「0才から音楽にふれる重要性」がよく説かれますが、私は単純に音楽が好きで、娘とともに100回ほどコンサートにまいりました。そこで、0才からコンサートを静かに楽しむためのコツや会場でのマナー、コンサートでの服装や持っていくと便利なグッズなどをこの記事ではまとめております。どなたかのお役に立つと嬉しく存じます。

子連れコンサートを楽しむための、最低限のマナーとは

前の記事「赤ちゃん・子連れOKのコンサートってどんなもの?実際の様子や開催地をご紹介」でも書いたのですが、コンサートによって求められるマナーのレベルは異なるようです。ここでは、コンサートを主催する側の知人たちに聞いた「どのコンサートでも共通する、最低限のマナー」と思われることをまとめてみました。

・号泣時、騒ぎ続ける、歩き回る場合はロビーで楽しんでほしい
→他の方のご迷惑ということもありますが、無理やり座らせたり叱っている場面をみると、せっかくのコンサートなのにかえって音楽嫌いにならないか心配になるそうです。

・再入場は曲の合間に、スタッフの指示でしてほしい
→泣き止んだからとすぐに座るのではなく、他の方のご迷惑にならないタイミングで案内したいそうです。

・ホールでお菓子を食べたり、飲み物を飲まないでほしい
→授乳については各ホールによりますが、飲食は厳禁です。常識ではありますが、幼児のお菓子やお水ってついあげてしまう方が多いそうです。

・演奏中の写真や動画を撮らないでほしい
→こちらも携帯の電源オフが常識ではありますが、どうしても我が子が手をたたいている場面などを撮りたくなる方、あとで見たくて演奏を録画してしまう方がいるそうです。

室内楽やオーケストラなど様々なタイプのコンサート主催者、またホール運営者の先輩がたにお尋ねしたのですが、みなさん「まぁでも、お子さんが楽しんでくれて、ママもリラックスしてくれてたら、それが一番嬉しい!」とのことで、なんだかもう頭が上がらないなぁと思いました。

子連れでコンサートを静かに楽しむコツ、8か条

親の事前準備と心構えがあれば、より楽しめるように思います

私見ですが、多くの乳幼児は本能的に音楽が好きだと感じます。歌ったり踊ったり静かに聴いたりと反応は様々ですが、音楽大嫌い!というお子様は少ないのではないでしょうか。ですので、乳幼児がぐずる、騒ぐ原因になることを極力とりのぞいてあげれば(もちろんお子さまにもよるでしょうが)自然とコンサートを楽しめるようになる気がいたします。ご参考までに、私が心がけてきたことをまとめてみました。

子連れコンサート

1.コンサートの開演時間は昼寝リズムに合わせて選ぶ

乳幼児がぐずる大きな原因は「眠い」だと思います。お子様の月齢に応じて開演時間を選ぶことで、まず眠気からくるぐずりが減りますよね。娘の場合、生後10ヶ月から午前寝1回に固定されましたので、コンサートは必ず午後を選んでおりました。生活リズムを整えておくと、コンサートに限らず予定もたてやすく母子ともにストレスフリーだと感じます。そのあたりは「育児も家事も家庭保育園も楽しむ。新米ママの1日タイムスケジュール」にもございます。

2.空調にあわせ体温調整できる服装を選ぶ

コンサートホール内は、楽器のためにやや寒く設定されていることが多いです。ホールというよりお部屋に近い場所(シートが広げてあったり、すぐ近くで演奏してくださるカジュアルな場など)は、逆に子どもの熱気で暑くなることもあります。そのため、温度調整できる格好でいくことを心がけておりました。

乳幼児、特に赤ちゃんは「暑いと泣く」子が多いですよね。靴下までセットになっている着ぐるみのようなお洋服、ロンパースって、とっても可愛いのですが、足の裏が出せないと発汗できないのでとてもストレスがたまるようです。同じ理由で冬場のスカートの際も足元はタイツではなく、レギンスに靴下のほうが無難だと思います。

赤ちゃん,コンサート

なお、女の子の場合はドレスをお召しの方も時々いらっしゃいます。私も娘の発表会用のドレスなど、つい着せたくなるのですが、経験上あまりおすすめいたしません。というのもやはり着心地が悪い、動きにくいので、身体的不快感により機嫌が悪くなる可能性があるからです。乳幼児のドレスって質のよい生地が少ないというか、パリッとした素材のものが多く、汗を吸わないし長時間着ているとかゆくなりやすいようなのですね。年長児さんくらいなら、ちょっと着心地の悪いドレスでもおしゃれのために我慢できるかもしれませんね。

3.コンサート前に授乳もしくは軽食をすませておく

乳幼児がぐずる原因の3つ目に「お腹がへった」があると思います。娘が0才の頃は必ず授乳をすませてからホールに入っておりました。2才の今は小さなおにぎりを持参して、飲食可能な場所で軽く食べてから伺います。なお軽食といってもパンはパンくずが散らかりやすいので、やめておくほうが無難かもしれません。そしてお菓子は「もっともっと!」となりやすいようなので(我が家はそもそも市販のお菓子は食べていないので、これは拝見していての勝手な推察なのですが…)あくまで空腹を満たす食事がいいのでは、と思います。

なお、我が家のお菓子についての考えは「【乳歯を丈夫にする食生活】妊娠・授乳中の食事、子どものおやつに注意!」に書かせていただきました。

4.コンサート開演時間の30分前に着くように行動する

乳幼児連れのお出かけは何かと時間がなくなりがちなのですが、大きなコンサート開催時には近くの駅やホールまでのエレベーターがベビーカー利用者により混雑します。小規模開催であっても、やはりエレベーターによる待ち時間で開演時間が近くなる!という経験がございます。時間がないと心が狭くなるので(笑)早めに着くようにしておりました。

多くのコンサートが、開演時間の30分前に「開場時間」を設定されています。授乳場所、オムツ替えスペースなども混みますので、およそ30分ほど前に着くつもりで行動すると余裕があるように思います。ハイハイや歩きたい時期のお子様もロビーで10分ほど(ご迷惑にならない範囲で)動いておくと、少し発散できるのではないでしょうか。

5.月齢が低いうちは「休憩あり」のコンサートを選ぶ

本格的なオーケストラのコンサートだと、1〜1.5時間休憩なしということもありますが、月齢が低いうちは難しいかもしれません。どれだけ音楽が好きでも、集中して聴ける時間・座っていられる時間には限りがあるように思います。また授乳やおむつ替えもありますので、娘もおむつがとれた1才ごろまでは途中休憩のあるコンサートを選んでおりました。2才の今では1.5時間くらいなら「手はお膝」で静かに聴いていられますが、これは慣れもあると思います。最初は短めのほうがお母様のご負担がないように感じます。

6.事前に音楽の楽しさ、楽器の面白さを伝えておく

これは家庭保育園の先輩ママ(家庭保育園というのは、私が度々ブログで言及している早期教育の教材です)から教わったことなのですが、たとえ赤ちゃんであっても「今日は何をしにお出かけする、どんな楽しいことがある、こんなことに気をつけようね、こんなことに注目して楽しもうね」という適切な声がけをしてあげると通じるのだ、というお話をいただきました。

子ども,コンサート

私自身も娘に、質のよい鉄琴やトイピアノで音楽にふれさせたり、一緒にわらべうたや童謡(家庭保育園のものは赤ちゃんにとって心地いいヘルツなのだそう!)で遊んでおりました。そして先輩ママに教わった楽器の本で、音が出る仕組みというものを丁寧に教えてからコンサートに行っておりました。

0才児相手に?と呆れられるかもしれないのですが(笑)、2才をすぎてお話が上手になった頃、ベーゼンドルファーの97鍵盤ピアノでの演奏を聴いた際「あのピアノさん、88こじゃないのね」とサラリと呟いたことがあります。鍵盤について詳しく教えたのは0才のときだけですので(1才以降、娘の興味がどちらかというと弦楽器にうつったので)脳のどこかに残っていたのかしらと驚きました。

楽器の本というより図鑑のような詳しさなのですが、とても大きく美しい写真で様々な楽器が紹介されており、その歴史や音の特徴、鳴る仕組みが丁寧に解説されています。たくさんの本を見ましたが、さすが先輩カホママさんのおすすめだけあってこちらが最も詳しく美しいと感じました。コンサートにも持参して休憩時間に見ています。子どもって「なぜ音が鳴るの?なぜ音が違うの?」などの問題発見、解明が大好きなんですよね。

7.コンサートで「なぜ静かに座っているのか」を説明する

家庭保育園のカウンセリングを通じて、乳幼児に対してでも「なぜそうするのか」をいつも根気強く教えると伝わる、ということを学びました。そこでコンサート会場では前もって「なぜここでは歩くのか」「なぜ静かにするのか」など、何度も説明いたしました。

そのとき「○○しちゃだめ」よりも「○○しようね」と肯定的で具体的な表現をするようにしておりました。「うるさい!」「ちゃんと座りなさい!」ではなく「音楽を楽しみたいからお話はコンサートの後でね」「椅子からおりないでね」「足を揺らすとお隣の方にあたるから気をつけてね」の方が分かりやすいですよね。1才半を過ぎた頃からは言わなくても大丈夫になりましたので、ただただ二人で音楽を楽しんでおりました。

0才,コンサート

2才4ヶ月くらいの頃でしたでしょうか、「あのお姉さんたちは、みなさんのために一所懸命お稽古なさったのよね。だから真剣に聞かなきゃね」と度々言っていた時期がありました。(たまに「みんなさん」になっておりましたが…笑)私は他にも「みなさん音楽を楽しみたいのよ、大きな声を出すと聴こえなくて悲しいよね」「素敵な音楽をありがとうございますという気持ちをこめて、拍手するのよ」など色々と話していたのですが、娘にとっては「今日のために、たくさんお稽古してくださったのだ」ということが一番印象的だったようです。

8.泣いたり騒いだら潔く退場すると決めておくのも一案

前の記事「赤ちゃん・子連れOKのコンサートってどんなもの?実際の様子や開催地をご紹介」にも書きましたとおり、コンサートのなかには「泣いても騒いでも歩いてもいいですよ」という大変寛容なものもありますので、そのあたりはお考え次第だと思うのですが、私自身はどんな場であっても「泣いたら(歩こうとしたり騒ぐようなら)すぐに退場する」ことにしております。そして曲の合間に様子をみて再入場しますが、退場と再入場を繰り返すのは周囲の方にご迷惑なので、再退場した時点で潔く帰ると最初から決めております。その理由は、コンサートという場を通じて娘には「自分が演奏を楽しむだけでなく、聴くマナーを身につけてほしい」から、またコンサートごとにスタンスを変えると娘が混乱するかもしれないと思ったからです。

極論のようではございますが、生演奏を楽しむこと自体は、親が弾いたり演奏の得意なお友達にお願いしたり、音楽教室に通ってもできることです。コンサートは個人的な場ではないので、演奏者の方への敬意、一緒に楽しむ観客のみなさまへの配慮、そういったマナーを学べる場でもあると思うのです。もちろん途中退場はそもそも失礼なので申し訳ないのですが、聴ける状態にない我が子を留まらせるよりマシかと考えております…すみません。

また、正直に申し上げると親の私がイライラしたくないのですよね。せっかくの音楽が台無しですので、何度も叱るくらいなら退出して子の希望(大抵は、上述の眠い、お腹が減った、暑い、または歩きたいなどですし)を叶えるほうが精神衛生上よいと思っております。帰る際もクドクド叱らず「1曲目、素敵だったわね〜」などと楽しかったことにだけ目を向ければ、子どもも落ちこまずにすむようです。(これは家庭保育園のカウンセリングでアドバイスいただきました)

子ども,コンサート

といっても実は、帰ったことは1才代での2回しかありません。100回以上行っておりますので確率としては低いのですが、1度は私が昼寝時間に失敗したせい、もう1度は休憩時間に他のお子様から叩かれたこと(色んなお子様のおもちゃを奪ったりつねったりされていたので、早めにその場所を離れるべきでした)が原因でした。最初に決めておかなければ「帰ること」自体に少しイライラしたと思います。チケットをとる手間、当日の移動や準備に思いを馳せてしまったり。でもそんな都合を押しつけられるくらいなら、子どもにとっては最初から行かないほうが有難いのかもしれませんね…笑

補足・席は響きより「見やすさ」「出やすさ」重視で選ぶ

お席の選び方はもちろん自由なのですが、お子様が不慣れなうちは音の響きよりも視覚的な「見やすさ」(前列)とすぐ退場ができるかの「出やすさ」(各ブロックの端席)で選ぶ方が無難かもしれません。私も中央ブロック最前列の端の席をよくとっておりました。ホール内はどのお席であっても音はきちんと聴こえますので、何より「子どもがストレスなく楽しめるか」が重要な気がいたします。

子連れコンサートにあると便利なおすすめグッズ

音楽や楽器に興味をもてる絵本、図鑑

まずは上記でもご紹介したような、音楽や楽器について教えてくれる絵本や図鑑です。休憩時間にみても楽しめますし、知的なインプットとして早期教育にもよさそうですよね。

「ポポくんのおんがくかい」は家庭保育園の絵本館にある絵本ではないのですが、壊れた楽器をもとに自分たちで自由に楽器をつくって遊ぶという可愛い内容で、擬音語もたくさんあるのでお子様が親しみやすいように思います。いろんな音が登場するので、家族みんなで役割分担して読むと合唱のようで楽しいですよ。

「こんくんのおんがくはっぴょうかい」も、家庭保育園に含まれるご本ではありませんが、音楽会を楽しみに一所懸命練習する様子が描かれており、お子様にもイメージしやすいように思います。楽器に興味をもつ子もいれば、我が家のように演奏家の方に思いを寄せる子もいるようなので、こちらもおすすめです。

また家庭保育園ママさんなら、楽器カテゴリーの絵カードを持参するとインプットになっておすすめです。やはり実物と絵カードの一致は、すごく刺激的なよう。同じ理由で水族館や動物園にも「なぜなにブック」と一緒に持参しています。あやしい母です。笑

ホール内での温度調整、汚れ防止のガーゼタオル

温度調節ができる大判のガーゼタオルも便利です。月齢が低いお子様が、万一なにかを吐き戻してしまった際にも役立ちますので、一枚しのばせておくと重宝します。

音が鳴らない木製の楽器おもちゃ

音の鳴るおもちゃの持ち込みはトラブルのもとですのでおすすめできませんが、音が出ない木製のミニ楽器はぬいぐるみのように抱きしめてもっていくことが何度かありました。ホール内で物を落とすと音が響きますので注意しなくてはいけませんが(弓も持参しないようにします)私もヴァイオリニストよ!という気持ちで楽しいのかもしれません。組み立ては主人にお願いしましたので難易度がわからないのですが、すぐ仕上げてくれたと記憶しております。ピアノやギターもあって可愛いですよ。

お気に入りのぬいぐるみ、布製のお人形

1才半〜の女の子だけかもしれませんが、ぬいぐるみの「お母さん役」を任せると張り切ったりします。「みなさんと静かに聴きましょうね、素敵な音楽ですよ」などと説明して私の膝の上でさらにぬいぐるみを膝に乗せていたり。落とすと音が響くものはご迷惑なので、布がちょうどいいんですよね。我が家ではこちらの本に掲載されていた、布製の小さなぬいぐるみハウスなどを作っており重宝しております。

かなり使いこんでおりくたびれた状態の写真で恐縮ですが、このような布のぬいぐるみハウスを何個か作っていつも持ち歩いております。(ボタンつけの練習などを考え、多少アレンジさせていただきました)他に掲載されているおもちゃも可愛くて、すべてとても簡単ですよ。

子ども,コンサート

お家で予行演習する、音を楽しむおもちゃ

コンサート会場にはもっていけませんが、音を鳴らすことを楽しむ初歩として、笛やハーモニカ、ラッパ、鉄琴、ピアノなどのおもちゃを自宅で楽しむこともよかったように感じます。私が選んだハーモニカは「【生後6ヶ月の成長記録】赤ちゃんができること、好きな遊び、家庭保育園の発達検査の結果」、鉄琴やピアノは「【7ヶ月〜1才の成長記録2】やってよかったこと、やればよかったこと、不安とその結末、家庭保育園の発達検査結果など」の記事でご紹介しております。

また和音笛という、吹くだけで和音を楽しめる面白い笛もあります。こちらは先輩ママにいただいたのですが、とっても重宝しました。娘も複雑な音が面白いらしく、2才の今でもよく吹いています。メジャーコードとマイナーコードの2種類があります。Amazonのほうが在庫豊富かもしれません。

スズキ 和音笛 アコ-ド【RCP】【zn】

スズキ 和音笛 アコ-ド【RCP】【zn】
価格:1,620円(税込、送料別)


なお、おすすめグッズとは異なるのですがおむつが早くとれていると、紙おむつの荷物がない上、おむつ替えスペースの待ち時間がないのでとても楽でした。あたたかくなってきましたので、おむつなし育児「0才でおむつがはずれた!簡単なおむつなし育児の方法と体験談」もおすすめしたいです。

子連れコンサートにはどんな服装で行く? ジーンズはOK?

最後にコンサートの服装についてもよく読者様からお尋ねをいただきますので、ご参考になるか分かりませんが書いてみます。明確な規定はないので、ジーンズの方ももちろんいらっしゃいます。一般的なクラシックコンサートに比べ子連れコンサートの服装ははるかにカジュアルですので、どんな服装でも浮いてしまうことはないように思います。

私自身は「そこそこのレストランに入れる」ような格好で参ります。具体的には、娘はブラウスにワンピース、カーディガン、三つ折り靴下、私もワンピースにストールやカーディガンという無難なファッションです。笑 さしてファッションセンスのある人間ではないので、せめて娘にはTPOを考えた服装くらいは伝えなければと思っておりまして、ホールの雰囲気を壊さない程度に整えている(つもり)という感じでございます。

まとめ

ーコンサートは事前準備があるとより楽しめる
ー眠い、暑い、お腹が減った、は事前に対応してあげたい
ーぐずったら潔く帰ると決めておくと、心持ちが楽かもしれません
ー音楽を楽しむベース(楽器、図鑑など)づくりもおすすめ!

なんだか当たり前のことを長々と書いてしまった…という思いもございますが、前々から「コンサートについてまとめますね!」と申し上げておりましたので、これでお答えになっているか分かりませんが投稿させていただきます。お待たせしまして、本当に申し訳ありません。本日もお読みくださり、ありがとうございました。

Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Email this to someone