家庭保育園のドーマン法で推奨されるブレキエーションとは

ブレキエーションとは「うんてい」のこと。自分の体重を腕で支え、交互に腕をだして体を前進させるあの運動は、脳の運動野を刺激し知性を伸ばすとてもよい方法だそうです。私が胎教から取り組んでいる幼児教材「家庭保育園」ではドーマン法により、0才からブレキエーションで遊ぶことが推奨されておりました。そこでよく読者さまからお尋ねがある「ブレキエーションは必要?」「買えない場合はどうすれば?」「どこで買うの?価格は?」「効果はあった?」「いつから遊べるの?」などのご質問に、私なりのお答えをまとめてみました。

※そもそもドーマンとは?家庭保育園とは?をご紹介していると1記事では足りませんので、申し訳ないのですがこの記事では割愛させていただいております。なお、該当するドーマン博士のご本は以下ですのでご一読をおすすめいたします。

家庭保育園において「ブレキエーション」の購入は必要か

ブレキエーションが家にあると自然に楽しむようになる

結論から申し上げますと「公園などで代替してもよい」けれど、「家にあると格段に伸びる」ということのようです。私は娘が0才のときに購入したのですが、その決め手になったのはカウンセラーの方がおっしゃった何気ない一言でした。

「子どもがやれるようになったから用意する、のではなくて、用意してあったからやれるようになる、の順番なんです。いつだって先に整えるべきは環境なんですよ」

このお話は、たしかハイハイのための環境を先に整えましょうというようなアドバイスをいただいたときのお言葉なのですが、ブレキエーションも同じだ!と私は感じたのでした。子どもがぶら下がりが上手になったからブレキエーションを買う、のでは遅いのではないか。ブレキエーションがそこにあったから自然に楽しむようになり能力が伸びる、のが理想ではないか。そう考えました。

ブレキエーション  

我が家の場合は、この判断でよかったなと思っております。ブレキエーションがある環境で育った娘は0才の頃からぶら下がりを楽しみ、手先も握力もとっても鍛えられました。またバランス感覚に優れ、1才の頃からバランスボールや、ブランコの立ちこぎもお手の物でした。その結果、とっても運動が得意な子になったと感じるからです。ちょっとお猿のようで心配でもありますが…笑

ブレキエーションがなくてもドーマン法自体はできる

家庭保育園のカウンセリング掲示板の過去ログを拝読すると、ブレキエーションを購入された方とされずに公園で楽しまれた方がいらっしゃり、どちらの体験談も大変参考になりました。購入をお考えの方にはぜひ検索をおすすめいたします!

ブレキエーション

中でも、公園でぶら下がりやうんていを楽しまれたというお話は、設置した私にも勉強になる内容でした。やはり道具ありきではなく、お母様の工夫と努力次第なのですね…。友人のカホママさんにも、転勤族でブレキエーションは買えないとおっしゃる方がいたのですが、お子さんの運動能力はとっても高いです。毎日色々な公園をハシゴして、飽きないように工夫してぶら下がりを続けたそうです。頭が下がります…。

ブレキエーションが購入できない場合の代替品とは

ブレキエーションを購入したいけれどスペースが足りない、お値段も張るのでなかなか決断しづらい、という方の中には、公園の利用に加えて「室内の鉄棒」や「トランポリン」を設置されている方も多いようです。

子ども用の室内鉄棒があれば毎日ぶら下がりができますし、慣れてくると「足抜きまわり、尻ぬきまわり」や、いわゆる「豚の丸焼き」や「こうもり」(なつかしいですよね。笑)といった技も楽しめます。そこから「つばめ」「逆上がり」などもできるようになりますので、特に小学校受験をお考えの方はブレキエーションがあっても必ずおいていらっしゃるように思います。

我が家はツムラの子ども鉄棒というものを購入しております。もっとお安いものもあるのですが、それだとグラグラして不安定だったり折り畳めなかったり奥行きがありすぎて邪魔だったり……一番の問題は「高さが89cm〜」だったことです。それでは5歳以下のお子様は自分で前回りなどができませんよね。ツムラだけが「70cmから」調整可能なんです!しかも耐荷重量も70kgなので父母が見本をみせることもできます。

娘はツムラの子ども鉄棒で1歳ごろから遊んでおりましたので、1歳半になる頃には自力でぶら下がったままの「足抜きまわり、尻ぬきまわり」、ひざをつかって逆さ吊りになる「こうもり」などができておりました。体操教室でもできている方はいらっしゃらなかったので、やっぱり家にあると取り組む頻度が違うからかなと感じました。

トランポリンはぶら下がりには貢献しませんが、お値段がお安いこと、あまり場所をとらないこと、短時間でもかなりの運動効果があること、バランス運動になることがポイントですね。バランスがとれるとブレキエーションの上達も早いです。また運動に苦手意識があったり室内遊びがお好きなお子様でも、なぜかトランポリンは好きだったりします。娘など放っておくと3時間ほど跳んでおります。笑

我が家にあるのは少し大きめの室内トランポリンで、鉄人倶楽部というところの120cmサイズのものです。これだとスペースに余裕があるので、父母が一緒に跳ぶことができます。また体操教室では「ジャンプ、お尻で着地、ジャンプで立ち上がる」「グーチョキパーの足で跳ぶ」などがよく課されますが、特に「足を伸ばしてお尻で着地する」のは、このサイズでないと枠に足が当たって危ないので、スペース的に可能であればこのサイズがおすすめです。

またトランポリン購入時に気をつけたいのは「音」です。バネが金属だと、実は音が響いてお住いによってはご迷惑になる可能性があります。鉄人倶楽部のものはゴムでできているので、跳ねてもうるさくありません。そこも我が家にとってはポイントでしたので、ご購入前にお確かめくださいね。

家庭保育園のカウンセリング掲示板でも、ブレキエーション以外におすすめの運動器具として、鉄棒、トランポリン、ジャングルジムがよく紹介されていますよね。産前はまさか我が家がトレーニングルームになるとは思いませんでしたし、インテリアとしてはやや苦しいのですが、娘の楽しそうな顔をみていると「運動が好き!得意!」と思わせてあげられたことのほうが大切だったかな、と思って自分を納得させております。笑

ブレキエーション購入、設置の問題点、注意点

そのような次第で我が家はブレキエーションを購入した派なのですが、とはいえ設置には色々と問題もありましたので、ご参考になればと書いてみます。

人気のブレキエーションをオーダーすると完成まで時間がかかる

私はオーダーから納品まで、およそ4ヶ月かかりました。日々成長していく娘をみて、もっと早く注文すべきだったと後悔いたしました。

ブレキエーションはかなり場所をとる

写真で伝わりますでしょうか? 我が家はリビングにおいているのですが、まぁなんともいえない存在感で遊びにくる方みなさんに「猿でも飼ってるの?!」「ここは遊園地?!」と聞かれます。笑 2段ベッドのような大きさですね。ただ木製のため家具のようで、圧迫感はないように思います。

ブレキエーション

また、購入時はマンションの玄関から受け取り、そのまま組み立てができましたので、戸建でないと設置できないということはないように思います。玄関のドアの幅、天井の高さはある程度ないと厳しいかもしれませんが、そのあたりもオーダーなら融通がきくはずです。

引越しの際には解体が必要、クレーンで吊る可能性も

我が家はマンションから今の戸建に引越してきたのですが、やはり引越し屋さんは「これは一体なんなのでしょうか」と困惑されておりました…笑 うんていです、とお答えするとより深まる戸惑いのお顔。そりゃあそうですよね…。でも無事にお運びいただけました。

私は木製で解体もできるタイプをオーダーしましたので、解体や組み立ては簡単だったのですが、板が大きいので今回の家(戸建)ではクレーンで吊って窓から搬入していただきました。お値段の感覚としては、グランドピアノをもって引越すのに近いと思います。

ブレキエーションはどこで購入する?価格は?

ブレキエーションの購入場所は色々あります。私が調べた限りのものを以下でご紹介していきますね。

ドーマンが推奨するブレキエーション、アシックス製

ドーマン博士のご本で紹介されているのは、アシックス社のアルミ製、25万円程度の室内用うんていですね。残念ながらアシックスのオンラインショップでは見つけられなかったのですが、問い合わせればあるのかもしれません。オークションでは時々、中古品が売られているようです。強度など懸念はあるかもしれませんが、見極めた上で中古をお使いの方もいらっしゃるようですね。

ちなみに、カホママ先輩によるとアシックスのものは本当に丈夫で中学生になっても高校生になっても遊べたそうです。孫の代まで使える、とおっしゃるほど。ぶら下がり健康器具のようなもので(笑)たしかに肩こりにもよさそうなので勉強の息抜きになるのかもしれませんね。

成長にあわせて棒の太さや数を変更。アレンジ自在の金沢粋屋さん

私は「棒の太さや数」を段階的に変えたいという希望があり、かつ登り棒やブランコもつけてやりたいと思ってこちらにお願いしました。アメブロなので仕様や価格をどこから一覧で確認できるか分からなかったのですが、メールでご相談するととっても丁寧にご回答くださいました。

金沢粋屋さんのHPはこちら
金沢粋屋さんのブログはこちら

我が家の場合は、うんていの種類を4段階(すごく細い棒から大人がぶら下がれる太さまで)作っていただき、成長に応じて取り替えられるようにしていただきました。また、登り棒と丸太ブランコをつけていただき、送料もろもろ含め28万円程度でした。

ブレキエーション

使ってある木の材質がとてもよく、見た目も香りも素晴らしいです。傷もつかず丈夫です。おはじきやビー玉をうめこんでくださっており、0才の頃から娘が一番好きなおもちゃでした。遊びにくるお友達は、大きい子でもみんな夢中になって遊んでくれます^^

ただ、納期は3ヶ月と伺っていたものの結局4ヶ月ほど待ちました。とても丁寧に作られているので仕方がないと思いますが、早くほしい方にはちょっとつらい時間かもしれません。

低価格でデザインも素敵。アートファニチャーギャラリーさん

ネットで検索すると、アートファニチャーギャラリーさんでオーダーしたカホママさんの体験談を多数お見受けしました。シンプルなものはお値段10万円ほどと、とってもリーズナブル!オーダーで、木製で、この値段ってものすごく良心的ですよね。ブログを拝読し、本当にお志の高い職人さんでいらっしゃるのだなぁと感銘を受けました。

アートファニチャーギャラリーさんのブログはこちら

成長にあわせて高さを変えられるタイプもありますし、棒の太さも1種類選べるので、すでに月齢が高いお子様や、手が大きいお子様の場合はマッチされるかもしれません。私は太さを段階的に変えていきたかったので問い合わせたのですが、残念ながらそれはできないとのことで金沢粋屋さんにしたのでした。(今は違うかもしれませんので、問い合わせされてみてくださいね)ご対応もとっても丁寧で、発注できず申し訳なかったことを覚えております。

上記のような室内用うんていを中古品で探す

アシックス製に限らず、中古品は出回っているようです。たしかに子どもが成長したあと、いつまで残しておくのか問題はあるんですよね。私は、あまりに美しく仕上げていただいたので捨てるのは申し訳なく孫の代までおいておこうと思っておりますが、娘が結婚するかも未定ですし…笑 そんな方がオークションに出品されているようです。

ただ、前述したように強度等の懸念はあると思います。梱包の質も、相手の方が慣れているかによりますよね。また子どもが使うものですので、なめたりかじったり、おしっこがかかったりしている可能性はやっぱりあります。(言わずもがなと思いつつですが)そのあたりを十分吟味なさる必要はあるかと存じますが、ひとつの選択肢として中古市場もあるようです。

ホームセンターを利用してブレキエーションを自作する

なんとブレキエーションを自ら作られる方もいるようです。ネットで検索するとそのような方もいらして驚嘆いたしましたが、私には無理と判断いたしました。ドーマンの本には材料や作り方もすべて載っていますので、本来はお金で解決せず親がやるべきものなのかもしれませんね…。

私の場合は素人すぎて強度の不安があること、何より作る過程(サイズ計測、材料集め、組み立て)を楽しめるタイプではないと感じたこと、そしてインテリア上どうしても木製にしたかったので、かなり大変なことになると考えまして購入いたしました(夫はあっさり「ケガして後悔しても遅いから買ったら?」という感じでした)。DIYに慣れており自信のあるご両親なら、可能かもしれませんね!

ブレキエーションはいつ購入すべき?0才でも遊べる?

ブレキエーションを購入するのはいつがいいですか、というお尋ねもよくいただきますが、体験からは「早ければ早い方がいい」と思います。もし過去に戻れるなら、妊娠中に買ったかなと思うほど。なぜなら、家庭保育園でよくいわれるように、まずは親が楽しんでみせることが基礎中の基礎だと思うからです。それには、寝返りも打てない時代からの積み重ねが何より効果的だったと思います。

それに赤ちゃんって、ずっと家にあるものが好きなんですよね。愛着があるというか。ですので、我が家の場合もブレキエーションがもう家に溶け込んでいて、これで遊ぶことが娘にとっては普通なのだと思います。そういう意味で、0才に間に合ってよかったと今は感じております。

ブレキエーション

また、0才代のハイハイではない「ずりばい」時期に公園で長時間遊ぶのって、私にはわりと難しかったのですよね…。遊具によじのぼっていても、やっぱり大きなお子さんの邪魔になりますし、かといって早朝に遊びにいくと誰もいなくて、うんていや鉄棒で遊んでいる姿をみせることができなくて。このあたりはお母様の気持ちの持ちようと工夫次第なのでしょうが、私はあまりアレンジのきかない人間なので(笑)、家にあってよかったかなと思いました。

0才からのブレキエーションの効果と体験談

ブレキエーション(うんてい)運動はかなり高度で、力も必要です。まずは家庭保育園の運動プログラムにあるような、ずりばいや引き起こし、ぶら下がりなどを楽しく毎日取り組むことで基礎ができていきました。これは家庭保育園のカウンセリングなしではできなかったと思います。やり方はシンプルでも、サポートにはコツがいりますね。

ブレキエーション

写真は娘が1才すぎの頃です。このようにまだ「赤ちゃん」のような見た目の頃から、一人でぶら下がって足をあげることもできていました。それもものすごーく楽しそうに。これ、実際に大人がやるとすっごくきつい運動なんですが…無事?お猿さんに育ちました。笑 ちなみに一人でのぶら下がり自体は、0才からやっておりました。

ブレキエーションが家にあることで自然と毎日遊びますので、やはり胸筋が鍛えられ発語も早く、また持久力や手先の巧緻性も高まったように思います。何より本当に楽しそうなんです。ドーマン博士のおっしゃる、脳の成長と体の動きは本当に連動しているのだと感じました。

発語の様子など、成長記録は「【生後6ヶ月の成長記録】赤ちゃんができること、好きな遊び、家庭保育園の発達検査の結果」「【7ヶ月〜1才の成長記録1】ハイハイ、歩行、おむつはずし、発語など。早期教育をお考えの方向けです」などにございますので、もしご参考になれば嬉しいです。

まとめ

ーブレキエーションの購入場所はネット通販、自作、オーダーなど
ーブレキエーションの価格は10万円〜30万円ほど、自作なら数万円
ー鉄棒やトランポリンのように数千円〜2万円程度のもので代用する方も

ーブレキエーションは早くから遊ぶにこしたことはない
ーブレキエーションの効果は高いが、楽しむにはカホのカウンセリングが必須

そのような次第で、私はブレキエーション購入をすすめる派です。場所はとりますが、子どもの秘密基地のようになって楽しいですよ。そして子どもってみんな本質を見る目があるので、「上質な本物」があれば満足するんですよね。カホの教材と同じく、他の「すぐに飽きるチープなおもちゃ」を大量に買う必要がありませんでした。結果として、家がすっきりしたような気がいたします。これからも一緒に楽しく遊んでいこうと思います^^

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