乳幼児の知性を伸ばすコツは「教えない」こと

0才はもちろん乳幼児の知性を伸ばすには、とにかく「教えない」ことがコツなんだそうです。自ら「知りたい」「やりたい」「なぜ?」「なるほど!」を積み重ねることでこそ知性が身につくと。そんな自主的な知性の伸ばし方のひとつとして「0才〜3才の冬にぜひやってほしい」と家庭保育園ママから教わった「ヒヤシンスの水栽培」についてこの記事ではご紹介しております。簡単で手軽で楽しくて、本当に効果があったと感じるのでとってもおすすめです。

ヒヤシンスの水栽培は子どもの知性をのばす

小学校で実践する機会の多い、ヒヤシンスの水栽培。実はこれ、とても理にかなった勉強なんだそうです。私には心より尊敬する家庭保育園(という幼児教材を実践されている)ママの大先輩がいらっしゃるのですが、その方から「0〜3才の冬こそ、ぜひやってみてね」と教わりました。

知育のコツ

たしかに考えてみれば、ヒヤシンスの水栽培ってすごいんですね。なぜ植物を育てると知性が育つのかは後述しますが、

ー球根と容器さえあれば始められる
ー土がいらないので虫がわかない。場所を選ばない
ー水をかえるだけなので、子どもが手伝える
ー根がのびる様子と花が咲く様子が観察できる
ー花が咲くまで約3ヶ月かかり、長く観察ができる
ー球根が再生することも理解できる

このような具合で、とても簡単に植物が育つ様子が観察できるんです。しかもヒヤシンスって、実は寒さをしっかり経験した球根でないと花が咲きません。そんな自然の神秘を親も学ぶことで、一緒になって楽しめてしまいます。

子どもと植物を育てよう!知性は実践して伸びる

そもそも、植物を育てることでなぜ知性が伸びるのか、いったいどんないいことがあるのか。とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。私は花が好きなので深く考えず始めたのですが(笑)、せっかくですので教わったことを書いてみますね。

早期教育

まず、家庭保育園でも教わったことですが、0才の赤ちゃんこそ「物理」「科学」「生物」といった学問の領域にすごく興味があるんですよね。学問というと堅苦しいですが、たしかに赤ちゃんって「動くものを追う」し「スロープで延々ボールを転がす」し「ティッシュを出し続ける」生き物ですよね?笑 考えてみると、これらはすべて理科で説明がつくわけです。
早期教育
なぜ、ものは動くのか? なぜスロープでボールは転がるのか? なぜボールの転がる速度に違いがあるのか? なぜ傾斜をかえるとスピードが変わるのか? なぜティッシュを出すともう1枚引っ張られてくるのか? 赤ちゃんはもちろん摩擦やエネルギーなど言葉にできませんが、これらの疑問を楽しんでいるからこそ、あれだけ無心に遊び続けるのだそうです。

※ちなみにスロープは月齢ごとに遊び方が変わり、長く遊べるおもちゃなのでひとつあると便利です! これは同じボールが3個ついておりまして、まとめて転がすとスピード差がついて面白いし、ひとつずつ色を教えながら転がすこともできるので今でも遊んでおります。

つまり、赤ちゃんはみんな本来、好奇心のカタマリで知性がのびゆく生き物なんですね。このブログでも度々書いておりますが、脳のスペック自体は大人よりよっぽど高い!(1年で歩く、話すをマスターするわけですものね) 大人が邪魔をしなければ、自ら学びを楽しむということだそうです。

「教えず」に「体験させる」ことで子どもは伸びる

赤ちゃんが本来もっている好奇心と知性の芽を養うには、冒頭にも書きましたとおり「教えてはだめ」とのこと。たしかに発語や音感、運動なんかもそうですよね。教えようとするとうまくいかないのに、教えるつもりのない言葉は勝手に話したりします。こうしようね!というとやらなくても、親の真似はとっても上手だったり。

家庭保育園

0〜3才の乳幼児は特に、やりたくないことはやらないし、やりたいことはものすごく頑張る。だから本人が自ら興味をもつように、「新しく」「複雑で」「面白く」「本物の」刺激を与え続けてあげることが重要なのだそうです。

それは何も特別なこと、難しいことではなくて、身の回りの自然にふれたり、一緒に料理をしたり、美術館やコンサートに行ったりすることでもいいし(この話は「赤ちゃんの知育に役立つお出かけ先。博物館や美術館、水族館など都内のおすすめスポット」にもございます)、子どもの「なぜ?」を「当たり前でしょ」で片付けずに理科で解明してあげてもいい。そういった日常の積み重ねで十分なのだと。

勉強が好きになる

たとえば、家庭保育園のなぜなにブックにも「なぜ空は青いの?」「なぜ猫はじゃれるの?」といった身近な疑問への答え方が紹介されていますよね。あの問いを参考に、日常の様々なことに目をむけることが大事なんだそうです。

その刺激のひとつとして、目で生命の動きを知ることができる「ヒヤシンスの水栽培」がすごく役立つのよと、まとめるとそのような話を教わりました。たしかに0才の赤ちゃんに限らず、2才でも3才でもドリルをやらされて知識をつめこまれるより、日常の刺激で自ら学ぶほうが楽しいに決まってますよね。ヒヤシンスなんて小学校での楽しみとしか思っていなかった、自分の発想力を反省しました…笑

子どもとやってみよう!ヒヤシンスの水栽培

ヒヤシンスを育てる時期と球根の選び方

ヒヤシンスの水栽培は、まさに今、11月くらいが始めどきです。ただ残念ながら水栽培用の球根は、あまり市販されておりません。10月くらいに水栽培用の球根をおいている花屋さんがたま〜にあるのですが、ほぼ土に埋められて育ったものが売られております。

赤ちゃんの脳

土にうまった球根を買って、掘り出して、根が傷つかないようにきれいに洗って始めてもいいのですが、かなり手間がかかります。根は想像以上にたくさん伸びてからまっております。しかも土が残っているとうまく育ちません…。私は0才の冬に洗いましたが、ものすごく後悔しました。

実物の球根を選ぶところから子どもと一緒にできればもっといいのですが、そのようなわけで難しいので、私は1才の冬からは通販で買っております。3色程度そろえて違いをみるのも楽しいですよ〜。

容器はペットボトルなどで作ってもいいのですが、インテリアとして考えるとやっぱりガラスのほうが美しいかもしれません。ちなみに手持ちの花瓶を使うのは厳しいと思います。球根がつかりすぎると腐るので、口のサイズがとっても微妙だからです。定番のヒヤシンスグラスはやっぱり扱いやすいです。

ちょっとおしゃれな花瓶タイプもおすすめ。花束をちょこんといれると可愛いので、ヒヤシンスの時期がおわっても使えます。

ヒヤシンスの水栽培の方法と注意点

ヒヤシンスの水栽培はいたって簡単です。容器に水をいれて球根をおいたら、根が出るまでは寒くて暗めの場所(お庭の日陰とか、ベランダの端っことか。日当たりがいいお庭なら新聞紙などで暗がりを作ります)においておきます。根がでたら日当たりのいい場所にうつし、時々お水をかえてあげるだけです。

赤ちゃんの脳

なにせ小学校でするくらい簡単なものですので、普通に育てていてもまず大丈夫だとは思いますが、お花屋さんでは以下の3点が重要だと教わりました。

1・球根にはしっかり寒さと暗さを経験させる。
2・根が出始めている部分までが水につかるよう、水は徐々にへらす。球根が水につかりすぎると腐るそうです。
3・日当たりのいい場所においてあげる。

赤ちゃんの脳

念のため、子どもとヒヤシンスの水栽培を行う場合の細かな注意点も書いておきますね。

1・ヒヤシンスの重みで容器が倒れることがある。
※よく育つと倒れることもあると伺いました。我が家では倒れたことがないのですが、特に手作りの容器の方はお気をつけくださいね。
2・お子様が水をかえたがる場合、おケガだけはご注意ください。
3・ヒヤシンスの球根をお子様が素手でさわらないようにする。
※敏感な方は少しかゆくなることがあるようです。土いじりも同様ですね。

植物を育てる楽しさを味わう。0〜2才の娘の体験記

0才でもヒヤシンスの絵と本物が「同じ」と認識する

初年度、0才の娘(生後5ヶ月ごろ)と一緒に毎日ヒヤシンスを観察しました。家庭保育園をやっていなければ「赤ちゃんがヒヤシンスみて面白がるって、そんな馬鹿なwww」と笑ったかもしれませんが、娘は本当に成長を楽しんでいるように思えました。水をかえる手元もじっと見ておりました。

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ちょうど花が咲いた頃に指さしを始めまして(生後8ヶ月ごろ)、これまた家庭保育園の絵本にある「ことばのべんきょう くまちゃんのいちねん」の絵本でヒヤシンスが出てきた瞬間「はなーーーーーー」と声をあげて絵を指差し、本物のヒヤシンスめがけて全速力でハイハイしたのです! 本物と絵がリンクしてるんだ、わかってるんだ! と感動しました。写真のブレ具合から娘の興奮をお分かりいただけますでしょうか…?笑

植物が大好きになり、自然と理科に興味をもちはじめる

そして次年度。1才半になった娘は自ら水をかえておりました。というより、立って歩くのが上手になってからは、お庭の水やりは娘のお仕事になったのですよね。私がお願いしたのではなく、娘が自ら始めました。小さな可愛いじょうろを買って、そこからスタートした日が懐かしいです。

※ただ、水やりを始めたのは家庭保育園に入っている絵本「こぐまちゃんのみずあそび」の影響かもしれません。お花の水やりは子どものお仕事と思っているのかも…笑

やっぱり「本物」を体験した記憶は鮮明なようで、ヒヤシンスはもちろん植物がすごく好きです。きれい、可愛い、というのはもちろんなのですが、根の張り方、茎の太さ、そして花びらの様子や、種ができるまでなど、なんというか理科っぽい興味が強いです。

早期教育

2才前後だったと思うのですが「たね、め、はっぱ、くき、はな、(また)たね」などと育つ様子を私に説明しながら、オシロイバナの種を収穫しておりました。種から育ち、また種となる。当たり前の簡単な知識ですが、これは「教えたのではなく、娘が自ら学んだ」こと。そう思うと、なんだか宝物のように思えました。

まとめ

ー0才から楽しめる「理科」、ヒヤシンスの水栽培がおすすめ
ー子どもの知性は教えても伸びない。体験がすべて
ーヒヤシンスは育て方のポイントさえ守れば簡単に育つ

いってみれば「ただの水やり」なのですが、結局は教育ってそういった日常の積み重ねに、いかに親が面白い光をあててやれるか、子どもの引き出しに宝物をたくさんつめこんであげられるか、なのかなぁと感じました。私も先輩ママのように、柔軟な発想ができる母になりたいものです。

なお、家庭保育園が0〜3才の教育を重要視していることもあり、先輩は「0〜3才で経験させてあげて」とおっしゃったのだと思いますが、もちろんそれ以上のご年齢のお子様も十分楽しめると思います。4才ごろならスケッチして観察日記をつけるのも素敵ですね!

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