いつから磨く?どう磨く?歯磨きを嫌がらないコツとは

赤ちゃんの歯磨きって、いつから始めればいいのか、母乳でも歯磨きが必要なのか、歯ブラシをつかうのか、最初は戸惑いますよね。また、暴れまわって歯磨きが苦痛というママもいらっしゃるかもしれません。歯磨きはコツをつかめば親子の楽しい時間になります。この記事では、私の経験や小児歯科医の話、そして育児といえば!の「家庭保育園」アドバイスをもとに、赤ちゃんの歯磨きの時期や方法についてまとめています。歯磨きを嫌がらないコツ、たくさん書きました。

赤ちゃんの歯磨きを始める時期

最初の歯が生える5ヶ月ごろから磨きましょう

赤ちゃんの歯の生え方には個人差がありますが、5〜6ヶ月ごろに一本目が生えてくることが多いようです。娘もそうでしたが、なんだかムズムズするようで歯固めをやたらと噛んでいた時期、口の中をよ〜〜く見ると白い点があり、それが歯でした。口内炎か何かかと思いました。笑

赤ちゃん歯磨き

歯が見えた!くらいの時期は、正直磨くというのも難しいのですが、さわれるくらいの大きさになったら、ガーゼでぬぐってあげることからスタート。赤ちゃんの成長は早く、こまめにみてあげないとあっという間に大きくなるのでご注意くださいね。磨き方については詳しく後述します。

離乳食をはじめていない授乳期でも歯磨きって必要?

授乳と虫歯の関係については、母乳は虫歯を予防するという説と、虫歯の原因になるから卒乳すべきという説が真っ向から対立しています。正直申し上げて、私は現時点ではどちらが正解ともいえないと感じており「授乳は続けたいから、歯磨きをきちんとしよう」と決めました。母乳なら虫歯にならないとタカをくくるより、磨いておいたほうが無難だなぁと。

私は家庭保育園の西原式で娘を育てているので、2歳前(1歳10ヶ月)まで授乳を続けました。また、離乳食も1歳まで始めませんでした。ですが、歯磨きは5ヶ月ごろから徐々に始めたので、1歳で離乳食を開始したときには仕上げ磨きまでバッチリできる状態でした。

授乳と歯磨き

授乳は1日3回どころじゃないので一体いつ磨くんだ!という感じなのですが、基本的には朝、昼、晩の3回、特に昼寝と就寝の前には必ず磨くようにし、夜間の授乳のときにはガーゼで拭う程度でした。今のところ娘はいつも歯科検診でお褒めいただくほど歯はピカピカです。

歯が生える時期のムズムズには「歯固め」をつかおう

ちなみに歯の生え始め時期には、ぜひ歯固めのおもちゃを与えてあげてくださいね。「指をなめるのは脳の刺激に必要な行為なので止めなくてよい」と家庭保育園で教わりましたが、ムズムズが気持ち悪くて指やママのおっぱいを噛んでしまう場合、歯固めが有効だそうです。

私は歯固めのおもちゃのほか、ネックレスタイプの歯固めをつけていました。抱っこ紐で抱っこするとき、ちょうどいい場所にくるので重宝しましたよ。デザインが気にならなければ(笑)、とってもおすすめ。

また、この時期に絵本を噛む子もいるようですが、根気強く「絵本は食べ物じゃないのよ」と教えると噛まなくなるそう。言い聞かせのコツは家庭保育園のアフターフォローで読みました。カウンセリング掲示板にもたくさん載っていたので、お困りのカホママさんはぜひ!

生まれたときから歯がある!生後1ヶ月で生えるのは異常?

赤ちゃんのなかには、生まれたときから小さな歯が生えていたり、1ヶ月ごろで生えている赤ちゃんもいます。これは「先天性歯」といって、余分な歯が生えてきたか、もしくは乳歯がとても早く生えてきたか、という状態だそう。確率としては1000人に1人程度だそうですが、ママ友さんにお二人もいらしたのでそんなに稀でもない気がします。

小児科医の友人によると、処置すべきかの判断はX線検査が必要だそうでです。脆い歯が多く自然に抜けてしまって誤飲(窒息)してしまったり、普通の歯より虫歯になりやすかったりしてケアが必要とのことなので、産院や小児歯科で診てもらう方が安心ですね。

赤ちゃんの歯の磨き方!歯の本数ごとにケアを

最初の歯が生えてきたら、磨くことに慣れさせましょう

最初の歯が生えてくるころは、授乳中であることが多いとおもいます。早い方は離乳食を始めているかもしれませんが、本格的な食事ではないですよね。(我が家は家庭保育園の西原式なので、1歳まで母乳のみでした)ですので、まずは磨くことに慣れさせるくらいの気軽さでいいようです。

具体的には、授乳後に軽くガーゼで拭ってあげます。また、お口にママの手をあてられたり、中に指をいれられることに慣れてもらうため、手遊び歌もおすすめです。家庭保育園の指導プログラムにあるわらべうたをやっていれば、特に気にしなくてもクリアしているとおもいます。会員でない方は、古い歌ですが「ちょちちょち、あわわ〜 かいぐりかいぐり」などをご参考にされるのがいいかもしれませんね。


ガーゼに慣れたら、輪っかの歯ブラシをなめさせます

赤ちゃんが歯をガーゼで拭われたり、さわられたりすることに慣れたら、今度は輪っかになっている歯ブラシ(喉の奥をつく心配が少ない)をくわえて、遊ばせてあげましょう。仕上げ磨き用の歯ブラシとセットになって売っているものが多いのですが、これは歯固めにもなっておすすめです。この時期に歯ブラシでたくさん遊んだ子は、私の知る限り歯磨き嫌いにはなっておりません。

5〜6ヶ月ごろの赤ちゃんは、まだ虫歯の原因になるほどの食事もとっていないし、唾液もたっぷり出ているので虫歯にはなりにくいそう。まずは仕上げ磨きまで気合いをいれず、遊び感覚で始めてみたのが結果的によかったかな、と私は感じています。

歯ブラシに慣れてきたら、仕上げ磨きも始めましょう

ガーゼ、輪っかの歯ブラシは「磨く」というより、磨くことに慣れてもらう、楽しんでもらうことが目的ですが、できるようになってきたら仕上げ磨きを始めます。仕上げ磨きというのは、普通の歯ブラシ(赤ちゃんサイズ)でママが磨いてあげることです。まずは1日1回からはじめて、離乳食を3回食べている子なら3回磨いてあげるのがいいかと思います。我が家のように授乳のみの場合は、お昼寝と夜寝る前には磨くといいですね。

仕上げ磨きの体勢は赤ちゃんを「仰向け」に

仕上げ磨きの方法は、赤ちゃんのタイプにもよりますが、授乳のような体勢での仰向け抱っこ、もしくはお膝の上に仰向けになってもらって磨くのがやりやすいです。ママの左手の指であーんと口を開いて、右手でもった歯ブラシでやさしく磨きます。磨くというより撫でるくらいからスタート。

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赤ちゃんが嫌がったら無理をせず、楽しいことをして紛らわします。定番の「いないいないばあ」でもいいですし、こちょこちょでもいいので、とにかく「叱らない」ことが大切。最初に叱ると、歯磨き=ママが怖い時間になってしまうからです。こちらが考えている以上に、赤ちゃんの感覚は過敏です。

子どもの仕上げ磨きの歯ブラシはキスユーがおすすめ

仕上げ磨きの歯ブラシでおすすめなのは、キスユー。これは私がつわりのときに歯磨き粉が気持ち悪くて、色々探して見つけたものなのですが、ものすごく優秀な「歯磨き粉いらずの歯ブラシ」です。ネットで検索すると感動の声が多すぎるので逆に怪しいと思いながらも、安かったので買ってみたのですが、これがすごいのです!イオンの力で口臭や口のねばねばと無縁になります。歯磨き粉、本当に不要です。

キスユーなら歯磨き粉がいらないので子どもにも安心。しかも本当に安くて、電池も1年なんて余裕でもちます。ただ、赤ちゃんサイズがないので、子ども用を使うことになるんですね。ちょっぴり大きいので0歳だとやりづらいかもしれません。私は、小柄で口も小さい娘に0歳のときからこれを使っておりましたが(笑)、まずママ自身に試してみていただきたい一品です。

歯の本数が増えてきたらデンタルフロスも使います

仕上げ磨きにも慣れてきて、歯も増えてきたら、今度はデンタルフロスにチャレンジ。怖いとおっしゃるママも多いのですが、小児歯科医の友人たちは口をそろえて「フロスをしないと歯磨きの意味がない」と言います。2歳からと書かれた商品も多いのですが「歯が増える1歳半ごろには絶対始めるべき」とも断言されました。丁寧にフロスをかければ痛くないので、赤ちゃんも嫌がりませんよ。フロスは磨耗するまで使えるのでかなり長持ちします。

赤ちゃんのデンタルフロスは、まずやりやすい上の前歯の間からゆっくり始めます。歯と歯の間をゆっくり3〜5回、そして歯の生え際(歯茎との境目)も拭うように磨いてあげると歯石がたまりにくいそうです。今度、図を書きますね。分かりにくくてすみません。

歯磨きを嫌がる子どもへの対応。楽しく歯磨きする方法とは

赤ちゃんには、親が歯磨きする姿を毎日みせましょう

「歯磨きを嫌がらない子」に育てるのに大切なことは、まず「親が歯磨きを毎日3回する」という姿をみせることです。面倒がらず、毎食後きちんと歯を磨く姿をみせましょう。そして磨くときは、わざとらしいほど楽しそうにします。つま先のあげおろし運動をしたり、にこにこ笑ったりしながら「気持ちいいね、嬉しいね」というメッセージを伝えることが効果的だと感じます。

赤ちゃん,歯磨き

また、手先がしっかりしている子なら歯ブラシをもたせてあげて親の歯を磨いてもらうのもおすすめ。「磨いてくれてありがとう〜」と言うと、毎回やりたがるようになります。この下準備をしておけば、いざ子どもの歯磨きを開始したとき、むしろ自分からやりたがるようになりますよ〜。

歯磨きに関わらず何においてもそうなのですが、親が楽しんでやっている、当たり前にきちんとしている「行動」は、子どもってちゃんと真似するんですよね。逆に、親がやっていない(やっているところがみえない)のに「やりなさい!」と「言葉」だけで言われると反発したりします。これも家庭保育園で教わったことですが、子どもにしてほしいことは「親がまずやってみせる」、それも「できるだけ毎日」というのがコツなんですね。まぁそれが一番難しいのですが。涙

赤ちゃん,歯磨き

そんなこと言ってももう遅い!うちの子は全部歯が生えている!という場合でも、原点に戻ってママの歯磨き姿をみてもらう、ママの歯磨きを手伝ってもらうと、赤ちゃんに比べて時間はかかるものの落ち着くことがあるようです。ママ友さんのおたくもそうでしたので、よろしければぜひ。

仕上げ磨き中のママの顔は、つとめて「笑顔」にします

赤ちゃんや子どもの歯磨きって、早く終わらせたいし、真剣にやりますから、知らず知らず怖い顔になっているんですね。私は小笠原流のマナーの本で「子どもは母の顔をじっと見ています。家事を急ぐあまり怖い顔になっていませんか」というような一文があり、はっとさせられたのですが、家事のときよりも歯磨き中のママの顔ってかなり怖いと思います。

歯磨き,嫌がる

単純なことなんですが、子どもってママの顔が真剣=怒っている=怖い、と思って、歯磨き自体嫌になっちゃうことがあるみたいなのですね。急いでいるときに限って歯磨きをぐずる、というお子さんも、もしかしたらママのいつになく怖い顔が嫌なのかも…笑 意識してにこにこしてみると、結構効きますよ。

歯磨きの楽しい歌を一緒に歌ってみる

歯磨きを嫌がるお子さん(というか、生え始めの時期から上記のように心がけない限り、ほとんどのお子さんが嫌がると思います)を相手にすると疲れるので、歌なんか歌ってられないわよ!とお思いかもしれませんが、これが結構効くのです。我が家に遊びに来る「歯磨き大嫌いなお子さん」たちが、私の膝の上で何度も歯磨きをねだるほど。謎の歯磨きおばさんです…。

どんな歯磨きソングかというと、ノンタンの「はみがき はーみー」の絵本の歌です。といっても絵本なので私が勝手に節をつけて歌っているだけなのですが(笑)、ノンタンの歯磨き歌はリズミカルでとっても覚えやすくて楽しいですよ〜。はみがきはーみー、しゅこしゅこしゅっしゅ!と歌いながら磨くと、なんだかこちらも笑えてきます。

ノンタンの歯磨き絵本は単純な繰り返しなので、2歳以上のお子さんなら一緒に歌ってくれると思います。子どもって驚くほど単純な一面があり、ものすごく嫌がっていたことでもちょっとしたきっかけでコロっと好きになったりするんですよね。すぐできる方法なので、ぜひ一度お試しを!

ちなみに2歳の娘は「わんわんは? ぞうさんは? きりんさんは?」と動物をどんどんリクエストしてくるので、もはやノンタン絵本の原型を留めておりません…。最終的には「ばーばは?じーじは?」となり、毎晩なぜか祖父母の歯を私が磨いている設定になっております…。

歯磨きをする力をちょっと弱めてみる

赤ちゃんのお口は敏感なので、普通の力で歯磨きをすると痛かったりするんですね。小児歯科医の友人が言っていたのですが、ママにその場で磨いてもらうと大抵は力が強すぎるそう。丁寧にゆっくりこすれば十分汚れは落ちるので、やさしくやさしくと心がけるくらいでちょうどいいのですね。

赤ちゃん,歯磨き

0歳や1歳だと「イタイ!」がまだ上手に言えないので、この力加減が理由で泣くこともあるそうです。急いでいると力が入るのか、私もよく「ママ、いたい…いたい…」と抗議されるので、2歳をすぎても優しくしたほうがよさそうです。笑

ママの歯を子どもに磨いてもらう、磨きっこも楽しい

1〜2歳くらいの子どもって、自分が赤ちゃんみたいな状態のわりにお世話好きだったりしますよね。ですので子どもに歯を磨いてもらって、同時に磨きっこする、というのも歯磨き嫌いさんに効果的なようです。娘も私や主人の歯を磨くのが大好き。急いでいるときにはカンベンしていただきたいですが、向かい合って磨きっこするのもたまにはいいですよね。

また、女の子の場合はぬいぐるみさんのお世話が好きな子も多いですよね。娘も毎晩、自分が寝る前にぬいぐるみのトイレ→歯磨き→寝かしつけをしております。ぬいぐるみには⚪︎⚪︎ちゃんがしてあげようね、あなたの歯はママが磨くからね、もアリかもしれませんね。

どうして歯を磨くのか、子どもに絵本で説明してあげる

赤ちゃんでも子どもでも、理由を説明されず新しいことをされるのって嫌なんですよね。それが楽しいことならまだしも、体を固定されて口に手をいれられるのって面白いことでもないのでなおさらです。分かっていないと決めつけず、きちんと説明すると意外と聞いてくれたりします。

さて、改めて……どうして歯を磨くんでしょうか? 虫歯にならないため!と理由を挙げてみても、虫歯ってなに?状態の子どもに説明するのって、結構難しいです。そこでダントツにおすすめなのが「はははのはなし」という絵本。

「はははのはなし」は家庭保育園の絵本セットに入っていた、かなりレトロな見た目の本(失礼)なのですが、ものすごく分かりやすい歯の本です。歯はどんな役目をしているのか、どうして虫歯になるのか、虫歯になるとどれだけ困るか、歯磨きがなぜ必要なのか、説明したいすべてが網羅されており、読みやすい語りかけ口調で書かれています。親も勉強になります。

娘は1歳ごろからこの絵本が大好きで、2歳の今もお気に入り。加古里子さんの本が家庭保育園のセットにたくさん入っていることもあると思うのですが、どうやらこのレトロな見た目が子どもには魅力的みたいなんですね。表情や仕草が分かりやすいんだと思います。加古さんのご本はどれも分かりやすくて親しみやすく、科学の入門書のようで本当に素敵です。

おむつなし育児の記事「0才でおむつがはずれた!簡単なおむつなし育児の方法と体験談」でも書きましたが、娘が11ヶ月でおむつがとれたのはノンタンのおしっこの絵本を読んでいたことが大きいと思います。同じく歯磨きがスムースなのも、この「はははのはなし」のおかげだと感じます。やっぱり家庭保育園の選書はすごい。この見た目、自分ではちょっと買わなかったと思います…笑

まとめ

ー赤ちゃんの歯磨きは、歯が生えたらすぐに始める
ー虫歯予防には仕上げ磨きとフロスが大切。
ー歯磨きに慣れさせるには工夫が必要。親が楽しそうにやろう!

少しでもご参考になれば嬉しいです。
なお、歯磨き粉やフッ素の是非については意見の分かれるところですが、私自身はフッ素の塗布や歯磨き粉の使用はしておりません。また、虫歯予防については親のお箸を混同しないことなどなど、別記事にまとめたいと思っております。

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