赤ちゃんが落ち着く「まんまる抱っこ」とは

もちろん我が子は可愛いのだけど、泣かれると疲れる。よその赤ちゃんと比べて、手がかかる。しょっちゅう泣くし、抱っこしても背中を反らせて大泣きする。寝ないし、寝てもおいたらすぐ起きるし……どうして?とお感じのお母様におすすめしたいのが「まんまる抱っこ」です。この記事では赤ちゃんを安心させ、発育を助けるまんまる抱っこの方法や、ボバラップ、スリングなど私が実践した抱っこについてご紹介しています。

赤ちゃんはCカーブの背骨で産まれてくる

妊娠中のことなどもう遠い昔のように思えますが(笑)あの頃を思い出すと、赤ちゃんは背中を丸めてCカーブの姿勢で気持ちよさそうにしていましたよね。実は産まれてからも、赤ちゃんの背骨はしばらくCカーブなのだそうです。そのため、いわゆる「縦抱き」をしたり、固い布団にまっすぐあおむけで寝かせたりすると、背骨に負担がかかってしんどいのだそう。それで安心できないから泣くし、落ち着いて寝られない、とにかく苦しいのだと。妊婦さんのトコちゃんベルトで有名な渡部先生から、私はそう教わりました。

縦抱き

当然、発達にもよくないのだと先生はおっしゃいます。まわりをみていても、背骨を意識されなかった赤ちゃんは、たしかにハイハイの時期が遅くて短い、またはハイハイをしないで立っている方が多いように思います。そして運動があまり得意ではなく、転んだときに手が出なくて顔をすりむいてしまうというお話、手先がうまくつかえず幼稚園入試前に折り紙やハサミで苦労したというお話も伺います。他の要因も様々あるのでしょうが、第2子・第3子から「まんまる抱っこ」を実践したというママ友さんたちから、よくそんなことを教わりました。

つまり、赤ちゃんは大人と違う体の構造をしており、それを無視して育てていると「泣く」「寝ない」などの結果がでてくる、ということなのだと思います。もちろん「泣く」「寝ない」は複雑なもので背骨以外の問題もたくさんあると感じますので、以下にもまとめております。
癇癪、夜泣き、人見知りの原因は出生時のトラウマかも。赤ちゃんを癒す「抱っこ法」体験談
寝てもおくと起きる!赤ちゃんが安心する寝かしつけ20のコツ

もしご参考いただけることがあれば嬉しいです。

赤ちゃんの背骨に負担をかけない育て方

では、赤ちゃんの大切なCカーブを守るためにはどうすればいいのでしょうか。それは赤ちゃんを「まんまる」の状態、つまり背中が丸まった状態にしてあげる、ということなのだそうです。

具体的には、
抱っこするときは「まんまる抱っこ」にする
移動のときも「まんまる」にする
寝かせるときも「まんまる」にする
…とにかく、まんまるにしてあげること。新生児期の縦抱きができる抱っこ紐も多い昨今では、真逆の考え方ですね。

寝るときの「まんまる」については、寝ない赤ちゃんは、おひなまきや授乳クッションで「まんまる」にしように書いております。

まんまる抱っこを教えてくれる専門家

まんまる抱っこの方法論の前に、こちらを提唱されている渡部先生について少し。妊娠中、腰痛や早産予防のために「トコちゃんベルト」という骨盤ベルトをつけていた方も多いのではないでしょうか。多くの産院でおいていますし、妊婦整体のできる整体では例外なくすすめられるかと思います。

実はこの「トコちゃんベルト」の考案者、渡部先生の整体サロンに私は通っておりました。そこでたくさん勉強させていただきました。

まんまる抱っこ

その経験からいえることは、可能な限り、専門家の指導を受けるのがやはりいいということです。妊婦整体も、産後の骨盤矯正もそうですが、抱っこや寝かせ方もきちんとした「専門家」がおり、本やネットでは分からないコツというものが学べます。当たり前にできそうなことこそ、奥が深いんですね。

都内の方は高輪サロンか、渡部先生のご子息でもありトコちゃんベルト2の開発者でもあるまおんの先生にみていただくのが一番だと思います。恵比寿と銀座にも、その流れをくんだ有名なサロンがあります。また、全国に「トコカイロプラクティック学院」の許可を得た助産師さんや整体師さんがいらっしゃるので、ぜひ行かれてみてくださいね。

赤ちゃんを守る「まんまる抱っこ」とは

前置きが長くなりましたが、そちらで教えていただける抱っこ法の動画がありますので、ご紹介いたします。


要するに、横抱きにして、背中がまんまるになるまでスクワット的な動きで赤ちゃんをゆっくり抱っこしていくのです。

見ていると簡単なんですが、意外と難しいのですよね…。特に縦抱きの癖がついた赤ちゃん(背骨にすでに負担がかかった赤ちゃん)は、抵抗するようです。でも慣れると抱っこする側も楽ですし、赤ちゃんが安心しきった顔をしてくれますよ。「あぁ、間違った抱っこ法をしてたのね」と、母親としては涙がでるほど申し訳なく、またほっとする瞬間です…。

移動のときはどうするの? 抱っこ紐は何を選ぶ?

渡部先生には、まんまる抱っこのためにはとにかくスリングを!!とお話いただきました。先生が開発されているスリングは、ベビハグスリングですね。私も出産からしばらく使っていました。

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おひなまきして頭まですぽっといれられます。赤ちゃんはものすごくリラックスするみたいで本当にすやすや寝ます。丸みのある形で可愛いですよ。大きくなってきたら顔だけだして2才までは使えるそうです。

欠点としては、体重増加につれて肩が痛くなる、とるときが面倒、夏場は熱がこもって暑そう、というあたりです。どうしてもスリングの構造上、肩に負担がかかるのがつらいところ。

そこで「肩が痛くなる」を劇的に解消してくれるのが「ボバラップ」です。首がすわった3ヶ月ごろからは一番おすすめしたい抱っこ紐です。

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一枚の布をつかって巻いていくのですが、慣れるとすごく簡単。背中と肩と腰で支えるのでものすごく楽です。密着度が高いので赤ちゃんも安心するのかご機嫌。顔の位置が高いので(おでこにキスできるのが正しい位置)、エルゴのように赤子がだら〜っと下に垂れている…ということもありません。

つけたまま授乳もできますし、布が長いので体格のいいご主人と共用することもできます。見た目もオシャレだし、洗濯も簡単(干す場所はとるけどね)で衛生的。常に抱っこしないと泣いちゃうタイプの赤ちゃんのママさんも、よく使っていらっしゃいますね。一日中使ってもいいと公言している抱っこ紐って、実は意外とないんですよね。私が調べた限りではボバラップだけでした。

そして何より寝かしつけに重宝します。まんまるだっこをして、頭からすぽっとボバラップに包んで少し歩くと、もうすやすや〜と寝るんです。寝ない方がいたら大変申し訳ないのですが、私のお友達ではボバラップで寝なかった子には会ったことがありません。寝かしつけについては「寝てもおくと起きる!赤ちゃんが安心する寝かしつけ20のコツ」に詳しく書いております。

ボバラップ

スリングのように横抱きのまま入れることもできますし、少し大きくなったら「まんまるな状態で縦に抱く」ことができます。渡部先生はスリング一択とのことで「ボバは完璧なまんまるじゃない」とおっしゃってましたが、他のサロンではボバラップをすすめられることも多かったです。

欠点としては、着脱に場所をとる(慣れれば外出先でもベンチなどに布を垂らしながら巻けます)、夏は熱がこもるので暑いの2点です。でも私の娘はボバラップが大好きで、私もあまりにも楽で、ほぼこちらを使って抱っこをしていました。

まとめ

ー赤ちゃんが首を反らせて泣いたり、抱きづらかったり、寝ないなどのトラブルがあれば、背骨を意識してみるといいかもしれません。
ーまんまる抱っこをして、スリングやボバラップで移動中もまんまるにして、天使の寝床やおひなまきでまんまるに寝かせてあげると、楽になる子が多いようです。
ーまんまる抱っこは、できれば専門家や詳しい助産師さんに教えていただくことをおすすめします。

ここまで書いてきてトコちゃんベルトの回し者ではないかと自分でも思ってきましたが(笑)、他にもベビー整体など調べましたし、色々なグッズを買いましたし、勉強会にもまいりました。ただ結局全部「渡部先生の教え」をもとにしたものだったので、ご本人のサロンが一番だなと思ったのでした。

ただ高輪サロンは紹介制かつ月に数回しか施術日がないので、新規のご予約は難しいかもしれません…。そして他の整体よりはちょっと高いかと思います。(私は母子で初回2万円ほどでした)また先生はとても気さくな方で私は大好きですが、独特の雰囲気はありますので、合わない方もいらっしゃるかもしれません。先生のブログがあるので、そちらでまず情報収集されることをおすすめします。

補足 背中が丸まる!とおばあさまに怒られた方へ

「丸めて抱っこしていると背中が丸まってしまう」などと言われた時期もあるようで、私もスリングを使っていると通りすがりのおばあさまに叱られたことがありました。けれど今ではCカーブを守るという話は常識のようで、私が出産した愛育病院でもそう教えられましたし(縦抱きでもいいよ、という助産師さんもいましたが)、自治体の保健士さんもおっしゃっていました。スリングやボバラップも流行していますよね。

まんまる抱っこ

実際にまんまる抱っこで育てた娘は4ヶ月からズリバイし、ハイハイをたっぷり楽しんで1歳に歩き始め、今ではもうお猿さんかしらという運動能力の持ち主です。娘の成長や運動については「【生後6ヶ月の成長記録】赤ちゃんができること、好きな遊び、家庭保育園の発達検査の結果」「庭保育園のドーマン法を実践!ブレキエーション購入時期、価格、注意点まとめ」などにございます。

また、これはおむつなし育児「0才でおむつがはずれた!簡単なおむつなし育児の方法と体験談」のおかげも大きいと思うのですが歩き始めから「がに股」ではなく足がすらりとまっすぐで、姿勢も猫背ではなくピン!と背筋が伸びておりました。ですので、個人的にはまんまる抱っこで背骨がおかしくなるということはまったく感じませんでした。

ただ、スリングにいれるときにひざをまっすぐにしてしまうと股関節に悪影響ですので、スリングやボバラップでの抱っこの際の足の整え方だけはご注意くださいね。

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