子どもはみんな、ママの笑顔が大好き

子どものためにも笑顔でいたい。そう思っていても、そしてどんなに愛しい我が子でも、ずっと泣かれたりぐずったり、かんしゃくを起こしたり寝なかったり、発達が極端に遅くて心配続きだったりすると、お母さんも疲れてしまいますよね。育児は休みなき肉体労働なので、ため息だってつきたくなります。この記事では、そんな母の一人である私が家庭保育園から教わった「育てやすい子」のお話、また自分なりに考えたプロセスを書いてみました。

悩みながらも楽しい育児をするために

眠っている顔は天使なのに……イライラしちゃってごめんね……そういって涙をこぼしたことが私はあります。大好きなのに、大好きだからこそ、理解できないことがつらい。大変だなぁ、しんどいなぁ、と思ってしまうことが申し訳ない。きっと世のお母さんはみんな、本当に頑張っているんですよね。

育てやすい子

私は胎教から家庭保育園という幼児教材に取り組んでおり、おかげで娘はかなり「育てやすい子」だといわれる(私自身も冷静に考えるとそう思います)のですが、私自身は未熟な母で悩むことが多々ありました。今思えば悩む必要もないほど些細なことでも心配して、ひとりで勝手に疲れることもあり情けない限りです。

ただ救いだったのは常に「信頼できる相談相手」がいたことです。その方は家庭保育園のカウンセラーさんなのですが、いつも助言が的確で、具体的で説得力があって、心から納得して頑張ることができました。

そのおかげで、今では「楽しい育児」のポイントを少しつかむことができたと感じています。赤ちゃんって、ママが笑うと自分も笑う、ママが幸せだと私も嬉しい、というほんとに健気な生き物なんですよね。私の気づきが他の方にもお役に立つといいな、お母さんの笑顔が増えるといいなと思って書いてみます。

「育てやすい子」「育てにくい子」とは

もちろん、すべての子は愛しいということが大前提ですが、世間ではよく「育てやすい子」「育てにくい子」という言葉を耳にしますよね。「育てにくい子」なんて言葉、書くだけでなんだか子どもたちに申し訳ない気持ちになりますが、楽しい育児のためには考えるべきポイントなのかなと思います。では「育てにくい子」(育児がしんどい瞬間)とはどんな子か、私の聞く限り以下の特徴があるのかなと思います。

・泣きやまない
・寝ない
・すぐにぐずる
・言うことを聞かない(理解力が乏しい)
・癇癪をおこす
・うまく母乳がのめない
・発達が遅く心配がつきない

まとめると「情緒が安定しておらず、ちょっとしたことで過敏に反応する」「親との意思疎通ができない、信頼関係が紡ぎにくい」「身体的、精神的に幼いまま」というイメージでしょうか。常にこの状態でなくても、何かの拍子にこうなるとお母さんはやっぱり疲れてしまいますよね……。

「育てやすい子」になる仕組みとは

では逆に「育てやすい子」、つまり情緒が安定している子とはどんな子でしょう。親の話が通じる子とは、発達が順調な子とは、どんな雰囲気の子なのでしょうか。

育てやすい子

私の主観ですが、まず情緒が安定しているというのは、穏やかで、少しの変化や刺激も受け入れられる余裕があり、他人にも優しい子、というイメージがあります。その根本には「絶対的な安心感」「愛されている実感」「自己肯定感」などのキーワードが思い浮かびます。

そして、親の話が通じる子というのは、親と自分への信頼がある状態、つまり「情緒が安定している」から、他人への興味関心、好感が芽生えた子、という感じがいたします。

また、発達が順調な子というのは、言い換えれば、自分や他人、外の世界への興味をもち、適切な段階をふんで成長できた子、なのではないでしょうか。つまり、情緒が安定しており、親がみせてくれる新しい世界を受け入れられるからこそ、自ら体を動かし、心を育むことができるように思うのです。

育てにくい子

よく考えてみれば、10ヶ月もの間、お母さんのお腹のなかでぬくぬく育ってきた命が、あたたかくて静かな世界から、いきなり狭い産道を苦しみながら抜けることになり、寒いしまぶしいしうるさいし、知らない大人に囲まれた状態で産まれてくるわけです。不安で、怖くて、恐ろしい、忘れられない体験だと思います。そこから何の問題もなく大人の生活になじんでくれることのほうが、よく考えれば奇跡ですよね。

出生時のトラウマを解消することについては「癇癪、夜泣き、人見知りの原因は出生時のトラウマかも。赤ちゃんを癒す「抱っこ法」体験談」で書いております※

とにかく赤ちゃんの不安をとりのぞいてあげる。世界は楽しいものだと教えてあげる。あなたは愛しい存在なのだと、何度でも何度でも語りかけてあげる。当たり前のようですが、大人が思う以上に丁寧に伝えていく必要があるのではないか、私はそう思うようになりました。「はじめての母」だって不安だし泣きたいときもあるけれど、何もかもがはじめての我が子はもっと不安なのだ、私が不安がっていては安心できないのだ、と。

親という存在を通じてこの世界を安心して楽しめている状態、それがつまり「育てやすい子」の土台なのではないかと今はおもっております。

もちろん「安心できていないから育てにくいのだ」という乱暴な逆説が成り立つわけはありません。お子さまのタイプというものがありますし、成長過程でとおる「育てにくさ」は存在しますよね。ただ私の場合は娘のことで何か悩んだとき、振り返ってみると「私からの安心を求めていたがゆえの振る舞い」ということが多かったです。その度、子どもはいつでも親の愛情を全力で欲しているんだな、貯金のきくものではなく常にフレッシュな愛がほしいんだな、と反省いたしました。

家庭保育園の担当さんの教え

上記の話は、実は家庭保育園の担当さんから教えていただいたものを私なりにつなぎあわせたものです。妊娠中から担当さんに何度も言われたのは、「赤ちゃんに必要なものは、まず安らぎです」ということでした。

「お母さんが不安なとき、心配するとき、実は一番不安で怖いのは赤ちゃん自身です。逆に、どんな状況でもお母さんが大丈夫よと繰り返してくれれば、赤ちゃんは安心できるんです。病気のときも、発達が遅いときも、お母さんが不安だと赤ちゃんは余計に内にこもります」

「安心してはじめて、外に興味をもつことができます。赤ちゃんはもともと自ら学べる生き物ですが、それにはまず安心感という土台が必要です。それさえあれば、赤ちゃんはどんな刺激も吸収して学びます」

「赤ちゃんは、泣いたとき、どんな反応をされるかちゃんと見ています。とりあえず抱っこ、とりあえずおっぱい、そんな対応をされて本当に信頼できると思いますか?

などなど、その時々で私に必要な言葉をたくさんくださいました。その度、池川明先生の胎内記憶の話「おなかの中から始める子育て―胎内記憶からわかるこれだけのこと」や、佐々木先生の「子どもへのまなざし」など、私が愛読している本の内容とリンクして、「あぁそうだった!」と原点回帰することができました。「子どもへのまなざし」については以下の記事で詳しくご紹介しております。

「こんな母親でごめんね」育児に疲れたとき、前を向くには
育児不安や孤独を解消する育児書3冊。早期教育で陥りがちな暴走にも効きます

もちろん赤ちゃんがぐずるときは、メンタルの話だけではなく、背骨や呼吸の問題、寝かせる場所や姿勢の問題、服装や気温の問題など、様々な複合要因が考えられると思いますが(「寝てもおくと起きる!赤ちゃんが安心する寝かしつけ20のコツ」にもまとめています)、その前にまず「安心感」を与えきることが大事なのかなと思っています。

まとめ

赤ちゃんが「育てにくい」「育児がしんどい」とき、お母さんは自分を責めがちですよね。しんどくても疲れても、赤ちゃんを責めるわけにはいきませんし、かといって忙しい夫にグチってもどうしようもないですし、つきあいの浅いママ友に話したところで「大丈夫だよ〜」と言われてしまうのがオチ。

気分転換に外食したくても、泣き叫ぶのが怖くて電車にものれない。よその赤ちゃんはベビーカーですやすや眠っているのに、なぜ我が子は泣いているのか。いつになったらラクになるんだろう、早く大きくならないかな……出口のみえない育児の迷路に、あぁもう逃げたい!と思うこともおありかもしれません。

私自身は、そんなとき「安心感を十分与えたか」「言葉で、態度で、全力で安心基地になったか」と思い直すことで、不思議と育児がグンとラクになりました。メンタル的な話だけで長くなってしまったので、具体的な方法は「抱きづらい、背中を反らせて泣く、寝ない赤ちゃんは抱っこの仕方を変えてほしい」や「寝てもおくと起きる!赤ちゃんが安心する寝かしつけ20のコツ」にまとめてみました。安心感を与える方法についても、「原因不明の号泣、癇癪、夜泣きを解消。赤ちゃんと心が通じる抱っこ法のススメ」で私の取組みをご紹介しております。

また、生活リズムを整えることで母子ともに精神衛生上とてもよかったなと思っておりまして「育児も家事も家庭保育園も楽しむ。新米ママの1日タイムスケジュール」にも生活の具体的な見通しについてまとめてみました。

すぐ泣いたりぐずったり、ちょっぴり育てにくい?と感じたとき「ママのしつけ不足」などと、どうぞご自分を責めないでくださいませ。もしかして「安心感」が伝わりきっていないだけかもしれないし、単純に身体的ストレス(母乳の質、生活リズム、寝かしつけや抱っこの方法など)があるのかもしれません。誰も教えてくれなかったけれど、適切な対応さえすればなんとかなるのかもしれませんよね。とりとめのない文章になってしまいましたが、もし少しでもお役に立つと嬉しいです。

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