勉強漬けはイヤ!でも成績で損するのも困る

教育熱心な親御さんはもちろん、特にお受験を意識するわけではなくとも、ママになると気になるのが「教育」ですよね。学歴がすべての時代は終わったとはいえ、人生の選択肢を広げるには成績も重要。国際化の進む現在、英語は必須。でも塾にカンヅメになるより、友達と遊んだり習い事も楽しんでほしい。そう考えた私は、早期教育についても徹底的に調べました。この記事では、その有用性とメリットとデメリットをご紹介します。

早期教育の有用性。赤ちゃんの教育に意味はあるのか

早期教育、幼児教育って何をするの?

赤ちゃんの早期教育と一口にいっても、色々なものがあります。分かりやすいのは0才からの幼児教室、受験教室ですよね。幼稚園に入る前の子どもたちがドリルを解いている、あれです。家で絵本を読む、英語のDVDをみせる、など幼児教材を購入する形もあれば、スイミングや体操教室、ヴァイオリンやピアノ、リトミックなどの習い事もあります。

つまり、一般的には小学校からとされている「教育」を、早い時期にやってしまおう、その方が実は楽に身につくんだよ、というのが早期教育です。いわゆる「お勉強」もあれば、運動能力や芸術センスを伸ばす方向性もあります。私がやった「おむつなし育児」も広い意味では「赤ちゃんと排泄コミュニケーションをとる」早期教育かもしれません。

たとえば、ロンドンオリンピック体操競技の金メダリスト、内村航平選手のお母様がある本で「息子には、赤ちゃんの頃からぶら下がりや引き起こし運動、トランポリンなど独自の運動プログラムを楽しませていた」というお話をされていました。これもひとつの早期教育ですよね。一流の体操選手になれ!という押しつけではなく、楽しんで色々やってあげた、結果として開花した、ということだと思います。

早期教育と聞くと、ほやほやの赤ちゃんに無理やり親が勉強を教える、受験を強いるようなイメージがありますが、実際に色んな教室をまわったり教材を調べてみると、もっとあたたかい「やれることがあれば、やっておいてあげたい。この子のために」という親の愛を感じました。(結果を求めるとエゴなんですけどね…)

脳の黄金期は3歳まで、英語は10か月まで、の真相

早期教育を語るとき、よく言われるのが「脳が一番発達するのは3歳まで」ということです。有名な「スキャモンの発育曲線」という言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%まで発達し、なんと12歳で100%完成してしまうというのです。つまり、3歳までのインプットがその後の脳の土台となり、その子の能力を大きく左右する、ということです。

3歳までの子どもなんて何も分かってない!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は脳のスペックとしては我々大人より素晴らしいんですね。冷静に考えてみれば、わずか1年で歩くようになり(歩くというのは、体の平衡感覚を維持し、足の裏からつたわる多くの刺激を取捨選択しながら体を動かす高度な作業です)、言葉を話す(大人が未知の外国語を1年で習得するのは至難の業ですよね)わけですから、優秀なんですよね。

また、聴覚に関しては様々な説がありますが「生後10か月までに聞いた言葉が母国語になる」「LとRの発音の区別は10か月までしかできない」という説が一番有力かと思います。私は英語と音楽が好きですので、娘の聴覚もできればよい形で育ててあげたいと複数ソースの専門文献まで調べましたが、この10か月限界説は信憑性がありそうです。
※参考記事「日本の赤ちゃんは1歳で英語のLとRが聞き分けられなくなる

総合すると、人間の脳は未解明のところが多いものの「3歳までに良い刺激を与えてあげること」「10か月までに外国語にもふれること」は、子どもの能力をのばしてあげるためには役に立ちそうです。どうせ分からない、と侮っていては、子どもの貴重な成長機会を逃すことになるかもしれません。

赤ちゃんから取り組む早期教育のメリット

子どもの可能性を見つけ、伸ばすことができる

まず、早期教育をするということは「赤ちゃんの能力」を信じるという前提に立つわけです。この可愛い、ほやほやの生命体が、親の働きかけ次第でもっとのびるかもしれない、そのお手伝いができるかもしれない、という気持ちで接することになります。自然と、子どもを注意深く見ることになりますし、幼いからと侮らず一人の人間としてみることができます。

また、子どもの得意分野をみつけていち早く対応することもできますよね。私自身、経営コンサルや執筆の仕事である程度成功できたのは、両親が惜しみなく私に本を与え「文章を書くのが上手ね」とほめてくれたからだと思います。その土台が私を自然と勉強にもむかわせ、「私は頑張れる人間だぞ」という自信を育んでくれました。早期教育というほどのものではありませんでしたが、得意分野をきちんとみつけてくれたおかげだと感謝しています。

赤ちゃん時代にしか伸ばせない能力を磨くことができる

別記事で詳しく書く予定ですが、人間の能力にはそれぞれ「伸ばしやすい時期」があります。上述の「英語のLとRは生後10か月までなら聞き分けられる」という話もそうですが、絶対音感が身につけられる時期、無理なく上手に泳げるようになる時期、バランス感覚が伸びる時期、算数オリンピック選手のように数字を楽しめる時期など、適齢期があるんですね。

もちろん、それを逃しても努力次第で一定レベルには到達するのでしょうが、せっかくなら投資対効果の高い時期に、時間を費やしたいですよね。早期教育を正しく学べば、子どもの努力を最大化する手伝いをしてあげられると感じます。

漫然とした育児から抜け出せる

特に仕事をバリバリされていたお母様の場合、育児という「目的と終わりのない長い旅」が苦手なようです。私はというと「毎日同じルーティン仕事」が苦手で、家事でも育児でも自分なりのプチ目標がないと、飽きてしまうタイプです。もちろん、赤ちゃんの日々の成長はそれだけで可愛いのですが、なんとなく物足りない…という方には早期教育もいいかもしれません。

赤ちゃんだって、こんなこともできるのか!と発見が広がったり、やってあげたいことが増えたり、育児の力のいれどころがわかったり。ただ単なるお世話から、ビジョンをもった育児にギアチェンジすると、なんだか勉強の日々でとっても充実します。笑

早期教育をするなら気をつけたい!デメリット

結果を求めると母子ともに疲れてしまう

これは「おむつなし育児」でも書いたことですが、あくまで「赤ちゃんが楽しく、気持ちよく」なることが目的だ、と常に忘れないことが大切だと思います。その結果、子どもの才能が伸びたり、成績がよくなったら万々歳ですが、必ずしも順風満帆とは限りませんよね。なにせ教育する側の親も不慣れですし、子どもの開花時期なんて分かりませんもの。

「ママが教育頑張ったんだから、いつまでにこうなってよ?」とすぐに結果を求めるのは、ただの親のエゴなんですよね。「こうしてあげたい、こうなってほしい」が大きすぎると、子どもはプレッシャーで疲れるだけ。早期教育でやるべきことは才能開花のための土台づくりであって、目に見えて分かるような「成果」を出すことではないのだと思います。

ある幼児教室で「なんでアンタはできないのよ?!」と怒鳴るママと、死んだ魚のような目でうつむくお子様、という構図を実際みたこともあります。これはもう、教育どころか虐待ですよね…。「余計な期待はせずに、信頼はする」というのは難しいですが、私の場合は家庭保育園でその心得を学ぶことができました。勝手な期待をかけそうになると、いつもその原点に戻っています。ご自身に合った早期教育を選ぶことが重要だと思います。

他の子と比べて自信をなくしてしまう

娘をつれて色々な教室に行きましたが、有難いことにどこでも褒めていただきました。けれど「◯◯ちゃんに比べてうちの子は、すぐ泣くし言葉も遅いし、おむつもとれないし…どうしてこんなに違うのかしら」とおっしゃるお母様が多く、その度複雑な気持ちになりました。ご謙遜なのかもしれませんが、そのお子様はきっと傷つかれたことと思います。

子どもはまだ言葉にして話せないだけで、理解はしています。まして自分に対してママが悪口を言った場合、敏感に察します。そんなこと早期教育に取り組むお母様なら重々承知のはずなのに、それでも仰るというのは、やはり「教育熱心だからこそ、人と比べてしまい我が子の至らないところが目につく」からかと思います。

まだ0才や1才で親に「だめな子」とレッテルを貼られたら、その子はどうやって自信をもって生きていけばいいのでしょう。そんな風に子どもを傷つけるくらいなら、早期教育なんてしない方がマシだと感じます。

とはいえ習い事や幼児教室に行かれる場合、この「比較による自信喪失(もしくは自惚れ)」は、かなりの方が陥る罠だと思います。私は家庭保育園であらかじめ「3歳までの習い事は逆効果」という話を聞いていたので言動に注意できているつもりなのですが、これからも気をつけたいなと思っています。

手を広げすぎて育児に余裕がなくなる

早期教育をやり始めると、次から次に情報が入ってきます。私は、他記事でも時々書いているとおり最終的には家庭保育園に入会したのですが、七田式/ベビー公文/ベビーパーク/ヘーグル/ディズニー英会話/久保田のうけん/ベネッセ こどもチャレンジ/ベネッセ ワールドワイドキッズを試しましたし、伸芽会など受験教室も調べました。KAWAIなどのリトミック/ベビースイミング/ジンボリー/マイジム/スズキメソードなどの習い事もひととおり体験しました。受験するかどうかも決めていないのに、この有様です。苦笑

よいものかもしれないと思うと、ついつい知りたくなるんですよね。それでインプットばかりしてしまう。体験に色々行っていると同じお母様にお会いすることがよくあるのですが、頭でっかちになって結局どの教材も使いこなせてないと仰る方が多かったです。私もインプットが半ば趣味のところもあり、この点を反省しています。

信じられるものをみつけたら、そこに一点集中すべき。今はそう思って家庭保育園だけに絞っています。(体操とヴァイオリンは教えられないので通っており、絞りきれていない気もしますが…)手を広げすぎるとお母様も疲れますが、つきあわされるお子様もたまったものじゃない。流派によって教えもマチマチで混乱しますし、時間が足りなくなって余裕がなくなります。仕事でも趣味でも、そして育児でも、選択と集中が大切なんですよね。

まとめ

3歳までの「脳の発達黄金期」に適切な刺激をあげよう、というのが早期教育の狙い。
子どもの可能性を広げ、才能を伸ばすチャンスである一方、親が暴走するとそのしわ寄せは子にいってしまう。
すぐには成果を求めず、信じられる早期教育の方法に出会うことが成功の秘訣。

今後は、上記でご紹介した私の早期教育体験レポートもまとめていきたいと思います。お役に立つかしら…と迷いながらですので、お知りになりたいことがありましたら、お気軽にコメントでリクエストしてくださいませ!

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