赤ちゃんの「寝つき」の悪さは改善できる

育児における最初の関門は「赤ちゃんが寝ないこと」ではないでしょうか。おっぱいをあげて抱っこしてゆらゆら、やっと寝たと思って布団におろすと起きる!一体いつ寝てくれるの?とイライラすれば余計に寝なくなる、という悪循環…。本当につらいですよね。この記事では赤ちゃんが寝ない理由と対策を網羅的にご紹介。生活習慣、寝る環境、母乳の味、寝かせ方、おひなまき、ボバラップ、抱っこの仕方、お母さまの食事、ベビーマッサージなどなどボリューミーですが、ひとつでもお役に立つと嬉しいです。寝かしつけがスムースだと子育てが一気に楽になりますよね。

寝ない赤ちゃんには、きっと理由がある

言葉が話せない赤ちゃんは、泣いたり寝ぐずりをすることで、何かをお母さまに訴えているんですよね。寝てもすぐ起きる、夜中に何度も起きる、寝つきが悪いのは生まれつき…と諦めず、寝ない理由を考えて具体的に対策してあげると意外と通じる、ということを私も経験いたしました。

赤ちゃんの寝つきのキーワードは「安心」「適度な疲労(刺激)」に尽きると思います。お母さまもお疲れだと思いますが、ご無理のない範囲で試してみてくださいね。以下に私自身の体験や友人の小児科医のお話、そして胎教からお世話になっている家庭保育園に教わったものをまとめております。

赤ちゃんが安心して眠れる環境を整える

布団を温めたり、バスタオルごと抱っこする

赤ちゃんは布団の温度に敏感です。特に秋冬に気をつけたいのが、布団の冷たさ。あたたかいお母さまの体温で気持ちよくなったところで冷たい布団におろされるわけなので、びっくりして起きるんですよね。これを防ぐには、最初からガーゼやバスタオルでくるんで抱っこしてあげるのがおすすめ!おろす衝撃も和らぎます。単純なことですが、効果抜群ですよ。

寝かしつけ

赤ちゃんの昼寝や就寝時の環境を「暗くて静か」に

脳は眠っていても音や光を察知するそうです。つまり、明るかったり騒がしかったりする環境では、赤ちゃんはぐっすり眠れていないのです。BGMやテレビがつきっぱなし、カーテンから薄明かりがもれているなどはNGと家庭保育園でも指導プログラムに記載がございました。眠りが浅いとすぐ目が覚めますし、だらだらと不規則な昼寝をしてしまって、夜眠れない、ということになりがち。赤ちゃんの寝る環境は遮光カーテンと静寂が必須なんですね。

お部屋自体がどうしても明るい、添い寝だとよく寝るけれど同じ布団だとつぶしそうで不安、ペットが赤ちゃんを踏みそうで怖いなどのお悩みには可愛い「テント型布団」もおすすめです。様々な価格、デザインのものがありますがイヌアハウスはほんのり暗いし、隣で添い寝もできます。大きくなってもお気に入りの遊び場になりますよ。時々、様子を確認してあげてくださいね。

おひなまき、まんまる寝かせを試してみる

トコちゃんベルトの考案者の渡部先生が提唱する「まんまる抱っこ」、その寝かせバージョンがおひなまきとまんまる寝かせです。詳しくは寝ない赤ちゃんは、おひなまきや授乳クッションで「まんまる」にしように書いております。赤ちゃんを生まれたときの姿に近い形にしてあげることで、安心してくれるというもの。運動能力の発達にもなるそう。特におひなまきは驚くほど効果がありました!癖づけしておくと、大きくなっておひなまきしなくても平気になりますよ。

まんまる抱っこでボバラップに包んで歩くと寝る

イチコロすぎてびっくりするのが、まんまる抱っことボバラップの合わせ技。大きくなってくると使えないのですが(ボバラップ自体は2歳ごろまで使えますが、顔まですっぽり入るのは生後半年くらいまでだと思います)横抱きでまんまる抱っこにした赤ちゃんをボバラップに、まるっとそのままいれちゃいます。そして普通に歩いて片づけなんかしてると、驚くほどすや〜っと寝ちゃうんです。boba wrap

写真は、娘が4ヶ月のときのもの。このふくらみが娘です。笑 娘は慣れているので、いれると安らかに寝ていましたが、最初は「なにこれ?丸まってる!暗い!」と抵抗する赤ちゃんもいるみたいです。泣いても揺らしながら(というか歩くと自然に揺れます)ぽんぽん叩いていると、大抵10分以内には寝るようです。スリングよりは赤ちゃんを出しやすいのですが、できるだけまんまるな状態のままお布団にうつしてあげてください。

抱っこで寝ない赤ちゃんは、おんぶしてみる

私の知る限りボバラップで寝ない赤ちゃんには出会ったことがないのですが、すでに抱っこ紐をお持ちで増やしたくないこともありますよね。そんなときは、おんぶです。お母さまの顔がみえていると、いつまでも一緒にいたくて寝ない甘えん坊さんに効果抜群。

おんぶならお母さまの顔がみえず、でも背中ごしに体温は伝わって安心できるので、意外とよく寝るようです。問題はおろすときの衝撃。やわらかめのバスタオルやお布団の上に、そーっとおろしてあげましょう。ビクビクすると伝わるので、だめならまたおんぶするわよくらいの気構えが大事です。笑

ただ、本当は昔ながらの「高い位置でのおんぶができるおんぶ紐」がよいと家庭保育園では教わりました。腰の負担が減るのはもちろんなのですが、料理中などにつかうと手元がみえて赤ちゃんが楽しい上に早期教育にもつながるんだそうです。おんぶ紐だけのシンプルなものはお安いので、私も短期間の使用でしたが持っておりました。

赤ちゃんとお母さまの寝室、寝る布団を同じにする

赤ちゃんがつぶれそうで心配、という理由でベビーベッドや別のベビー布団を使われる方も多いですが、賢い赤ちゃんほど「お母さまと離れる」不安に敏感なんだそうです。これも家庭保育園で教わりましたが、人見知りと同じく「お母さまから離れることは危険」だと理解しているんですね。月齢が高くてあまり寝ない子、夜泣きする子にもこのタイプが多いようです。

赤ちゃん,寝かしつけ

なので、お母さまと同じ布団や前述のイヌアハウスを隣にもってくるとすやすや寝たりします。添い寝しなくても、お母さまがあとでおとなりにくる、と理解できればいいのですね。寝返りガードを使う方法もありますし、広めのお布団に替えるのもアリです。このタイプのお子さんは本当に賢いので、お母さまと一緒に寝ようね、先にねんねして待っててね、と伝えると、意外と理解してくれるように感じます。

おっぱい大好きな赤ちゃんには、おしゃぶりが有効

おっぱいをいつまでもチュクチュクくわえて、寝ながらも口を動かすタイプの子におすすめなのがおしゃぶり。おしゃぶりは西原式では必須のもので、鼻呼吸の癖づけにもなるので生まれてすぐに使うといいそうです。最初は嫌がっても、眠りかけのときにふくませるようにすると、次第に好きになってくれますよ。

おしゃぶりも色々ありますが、西原博士もおすすめのヌークが安心。天然ゴムですし、乳首の形に近くて温度もいいみたいです。SサイズかMサイズで食いつきが違うので、赤ちゃんの好みがあるんでしょうね。慣れてくると、おっぱいを飲んでうとうとしはじめた頃に、さっとおしゃぶりにすり替えるとそのままチュクチュクして寝てくれます。だまされてる感が可愛いので、一度はぜひ。笑

※西原式というのは、私が胎教から取り組んでいる幼児教材「家庭保育園」の離乳食指導で紹介されている考え方です。家庭保育園については別記事で書くつもりでなかなか書けていないのですが、とにかく役立つ育児情報と知的なおもちゃがつまった教材だと感じております。

お母さまの食事と心構えを変えると、寝つきがよくなる

母乳育児のお母さまはカフェインを控える

これはママ友、全員一致の意見なのですが、カフェインをとったあとの母乳を飲むと赤ちゃんって本当に元気に起き続けます…。紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーヒーなどのカフェイン飲料はもちろんですが、コーラやオロナミンCなどのジュース、ココアやチョコレートなどのおやつにも気をつけたいですね。カフェインの摂取は鉄分やカルシウムの吸収も阻害しますし、母乳の質も悪くなるので、できるだけ避けたいもの。

どうしてもお茶が飲みたいよ〜というときは、マクロビでもすすめられるオーサワの三年番茶がおすすめです。ティーパックタイプがラクです。赤ちゃんでも飲めるとされているくらい、カフェイン率が低いです。また体の陰陽バランスを整え中庸に戻す効果があるので、心のバランスも整えてくれますよ。


コーヒーや紅茶がやめられない、我慢するとストレス!という方は、ママナチュレのたんぽぽ茶もすごくいいですよ。ルイボスティーのような風味でとっても美味しくて、母乳の出もよくなるので一石二鳥です。出産祝いによくプレゼントしております。

母乳育児のお母さまは辛すぎ、甘すぎの食べ物を控える

母乳育児の場合、キムチやカレー、豆板醤やスイートチリソースなどの辛いものをお母さまが食べると、興奮作用があり赤ちゃんの寝つきが悪くなります。赤ちゃんの下痢にもつながるので、できるだけ控えたいですね。これも家庭保育園での教えですが、夜中に元気に目覚める赤ちゃん(夜泣きするわけではなく、普通に目覚めて動き回る)は、大抵お母さまの食事が辛すぎることが多いそうです。

寝かしつけ

そして逆に甘すぎるもの、砂糖が多い食事も血液が汚れ心身のバランスが崩れるとのこと。カルシウム不足にもなり、お母さま自身もイライラしたり癇癪を起こしがちなんだそうです。たしかに、甘いものっておいしいんですが、とりすぎると体調悪くなりますものね…。私たちでもそうなので、やっぱり母乳がすべて!の赤ちゃんはもっと影響が強いのだろうと思います。

といっても食事を厳しく制限してイライラするのもつらいですよね。とりあえず和食にすれば、辛いものも甘いものも避けられ栄養のバランスもとれるので、おいしい和食をとるのがいいかなと思っております。

赤ちゃんは、ミルクよりも母乳のほうがよく眠る

母乳に含まれる成分に眠気を誘うものがあるのに加え、お母さまの体温をじかに感じながら甘いおっぱいを飲むと安心するので、よく寝るようです。また月齢が低い赤ちゃんにとって、おっぱいを飲むのはものすごい運動量。適度に疲れるので、飲んだらすぐ寝てくれるというわけですね。

寝かしつけ

ミルクだと飲むのがラクなので、たいして疲れないそう。混合で育てている方も、可能であれば眠る前だけは母乳にするのがいいかもしれませんね。上記のように、食事に気をつける必要はありますが、栄養面でも心理面でも、手間をかけるだけの価値はあるように感じます。

お母さまは、赤ちゃんが寝たあとのことを考えない

月齢が低いほど、赤ちゃんはまだお母さまと見えない糸でつながっているような状態。本当に驚くほどシンクロしているんですよね。なので、お母さまが「早く寝てくれたら、本も読んでお茶も飲んで、掃除もしたいしお風呂も〜」なんて楽しい予定をたくさんいれていると、赤ちゃんは必ずソワソワするんですよね…。

予定をいれないのがベストですが、そうもいってられないので、とにかく寝かしつけのときは考えないようにしておりました。おすすめは我が子の誕生や笑顔を思い出し、なんて可愛い私の子…と心の中で繰り返すことです。アホらしいようですがw、不思議とすやすや寝てくれます。

赤ちゃんをリラックスさせて眠りやすくする

赤ちゃんにはスマホ、パソコン、テレビを絶対みせない

よく知られたことですが、スマホやパソコンやテレビの液晶画面から出るブルーライトは眠りを妨げます。大人も、寝る前にスマホをいじっているとどんどん眠気が覚めていきますものね。それにテレビの光や音の刺激は赤ちゃんには強すぎて、夜泣きの原因にもなるそうです。

そもそも、スマホやテレビ、DVDをみているときの赤ちゃんは脳の前頭葉が働いておらず、心身の発達が遅れがちともいわれています。「言葉だけはテレビの真似をして早く話すんだけど、ただの真似だから本物の発語じゃなくて、いつまでたっても単語しか話せなかったりする」など小児科医の友人からもよく聞きます。成長のためにも、スマホやテレビといった電子機器は遠ざけたいですね。

寝かしつけ

ちなみにテレビやスマホの害については、家庭保育園の「小児科学会が認めたテレビ・DVDの悪影響」の記事が分かりやすいです。我が家はテレビがないので(笑)一切テレビを見せずに今まで育てておりまして、そういえば癇癪や夜泣きはなく明確な発語も4ヶ月と早めだったように思います。テレビのせいだけではないでしょうが、一考の価値はありそうです。

心身ともに緊張しやすい赤ちゃんは、ベビーマッサージを

繊細なタイプの子は赤ちゃんなりに緊張しており、うまくリラックスできないことがあるようです。大人だって、枕がかわれば眠れない人もいますものね。そんな可愛い赤ちゃんには、お風呂あがりのベビーマッサージがおすすめ!オイルやローションをつけて、またはお母さまの手が荒れていなければ何もつけずに、体をゆっくりなでてあげましょう〜。

ベビーマッサージ教室にも3カ所いきましたが、結論から申し上げますと動画学習で十分でした。赤ちゃんをあたたかい場所で裸にして、お母さま自身がリラックスしながらなでるだけでOK。気持ち良さそうな箇所をやってあげればよくて、全行程きちんとやる必要もないそうです。夜泣きや黄昏れ泣き対策にもなるので、覚えておくと重宝します!

不安が強い、癇癪持ちの赤ちゃんは抱っこ法でトラウマを癒す

詳しくは「原因不明の号泣、癇癪、夜泣きを解消。赤ちゃんと心が通じる抱っこ法のススメ」をお読みいただきたいのですが、赤ちゃんは言葉にできないだけで、心は育っています。なのでお腹にいたときにお母さまが受けたストレスや、出生時の恐怖、産後に見聞きしてしまった嫌なものは全部理解しているようなのですよね。あまりに寝ない赤ちゃん、癇癪が強い子は心が敏感なのかもしれません。

赤ちゃんの心がいっぱいいっぱいになる前に、抱っこ法という「抱っこして赤ちゃんの気持ちを語りかける」セラピーを試してみるのもおすすめです。寝ないとき以外にも、様子がへんだなと思ったら使える方法です。

赤ちゃんの生活リズムを整え、運動の習慣をつける

早寝早起きをして、一定の生活リズムを習慣づける

赤ちゃんや子どもの理想的な生活スケジュールは、5〜6時起きの19時就寝だそうです。色々な本も読みましたが、これが一番、成長ホルモンの分泌がよく脳と体の発達を促すリズムのようです。0歳のうちは20時までを目標に、20時半には寝入っている状態にしましょうと家庭保育園でも教わりました。この時間に寝ると、遅くとも6時半ごろには勝手にごきげんで起きるようになります。自律起床の習慣は3才までにつけないと難しくなるそうです。

寝かしつけ

赤ちゃんの昼寝の回数は月齢ごとに異なりますが、生後6ヶ月で3回程度、1才をすぎると1回というのが理想的なパターンだそう。新生児の内から早寝早起きの習慣をつけると、それだけで驚くほど「ぐずりにくい」赤ちゃんになります。毎日決まった生活パターンだと、赤ちゃんも安心できるようです。

ここで大事なのは、赤ちゃんだけでなくできるだけお母さま自身も早寝早起きのリズムにすることなんだそうです。赤ちゃんはお母さまの生活リズムを真似するので、お母さまが9時頃までダラダラと寝て、夜は22時をすぎてもテレビの前、なんて環境ではうまく眠りのリズムが作れないそう。19時に一緒に寝るのは難しいので私は22時に寝ておりますが、もうちょっと早く寝てあげたいなと思っております。

娘が0ヶ月の頃の生活リズムは「【生後0ヶ月の成長記録】授乳と睡眠リズム、あせもや便秘や乳首出血などトラブル対策、やってよかった取組みまとめ」に、また1才半でのお母さま向けタイムスケジュールや家事、おでかけの段取りは「育児も家事も家庭保育園も楽しむ。新米お母さまの1日タイムスケジュール」にまとめています。

腹ばい、引き起こしなどの運動で適度に疲れさせる

これは家庭保育園の指導プログラムや本で紹介されていることなのですが、赤ちゃんは生後すぐでも腹ばいを楽しむんです〜!うつぶせにして、ちゃんとサポートしてあげれば前に進みます。全身のすべての力をつかって一所懸命動くんですよね。私も半信半疑でしたが、娘が生まれた翌日から病院のベッドの上で前進するのをみて、生命の力強さに感動しました。

赤ちゃん,腹ばい

助産院で出産すると腹ばいを教えてくれることもあるようなのですが、やっぱり「首がすわるまで怖い」ので、ただただ「ねんね」パターンになりがちですよね。私も家庭保育園をやっていなければ、サポート方法も分からないし、怖くてうつぶせにもできなかったと思います。でも「ねんね」だと疲れないので、当然寝つきが悪いんですよね…。腹ばいや引き起こしは慣れが必要ですが、やっていると首もすぐすわってハイハイもはやいですよ〜。太りすぎないので抱っこもラクチンです。

その他の刺激やおもちゃについては「【生後6ヶ月の成長記録】赤ちゃんができること、好きな遊び、家庭保育園の発達検査の結果」などにまとめております。

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