おむつなし育児は、軌道にのれば簡単で楽ちん!

赤ちゃんの排泄感覚を大切にして、おむつにできるだけ頼らずおしっこやうんちをさせてあげる「おむつなし育児」。生後1ヶ月の赤ちゃんでも、上手にサポートしてあげれば、おしっこを自ら教えておまるでするようになります。でも中には、その「サポート」が分からずやめてしまったママ友さんも……。そこで、自分の体験やママ友さんの声をもとに、失敗するパターンとその対策をまとめてみました。

おむつなし育児でありがちな失敗パターン

他の子と比較して「ほら!あなたもできるわよ!」と強いる

お友達が出来ているのをみて始める方に多いパターン。同じ月齢でも、それまでに与えてきた刺激、さかのぼれば胎教からの絆が違いますし、得意なことには個人差があります。なので、他の子と比べるのは禁物。赤ちゃんは、言葉を話せないだけでママの言葉や気持ちをびっくりするほど理解しています。比較されると萎縮してしまいます。

無理強いする、口うるさく言う

おまるやトイレに座らせてみることは、赤ちゃんにとってはじめてのチャレンジなので、嫌がったり怖がったりしたらすぐ中止しましょう。そしてお昼寝から起きたときなどに「ママもおしっこいくけど、ついてくる?一緒にやってみる?」などと楽しく誘います。ほら座ってごらん!とおさえつけたり、1時間に何度も何度も「おしっこおしっこ」と言うのはおすすめしません。

急なトラブル「おまるイヤイヤ期」に挫折する

ガイドブックにもあるとおり、ほぼ必ずといっていいほど、みんな一時期おまるやトイレを敬遠するようになります。それまでうまくいっていても、急に嫌がって座ってくれなくなります。泣いて怖がる子もいます。ママとしてはがっかりですが、これも赤ちゃんの成長の証。これを越えれば、今度は楽々してくれるようになります。うちもそうでした。おまるイヤイヤ期はあるものと覚悟して、はじめましょう。

赤ちゃんにおまるは無理、とすぐに諦める

初回からうまくいくと波にのりやすいのですが、3日くらいだめだと落ち込みます。また続けざまに床でおしっこされてしまうと、やっぱり萎えます。でも思い出していただきたいのです。今までどれだけ、おむつの中でおしっこやうんちをさせてきましたか? その数だけ、赤ちゃんは正しい排泄感覚を忘れる機会を与えられたわけです。急に「おむつやめようね」と言われても、戸惑いますよね。疲れたときはおむつに頼って、少しずつ挑戦してみてください。

赤ちゃんのサインを見逃す、ないものと決めつける

私も、娘とお友達のお子さんしかみていないので、サンプル数としては微妙なのですが、必ずみんなおしっこやうんちの前に「サイン」を出していました。でも、なぜか我が子のサインって見逃すんです。よそさまのお子さんのほうが分かるものなんです。不思議。笑

私も「何怒ってるの?めずらしいね〜」なんて言っていたら、ママ友に「いつものおしっこじゃない?」と言われてそのとおりだったこと、夫から「うんちしたそうな顔してるよ」って言われておまるを慌てて出したこと、たくさんあります。逆にお友達の子が「おしっこ!」と訴えているところも何度も目撃しました。

サインは親が信じて見守っていれば必ず出してくれるもの。まさかこれが?と思わずに、我が子を信じてサインを楽しみに待ってみてください。

おむつなし育児が成功する秘訣とは

迷ったりイライラしたり焦ったら、まず本を読む

おむつなし育児のガイドブックであり、月齢ごとの進め方やつまずくポイントを網羅した一冊。おむつなし育児を始めた方ならお手元にあると思うのですが、読み返すたびに違った発見があるので、何かあれば読み返すことをおすすめします。

おむつはずしが目的じゃない!と常に思い出す

ある程度うまくいくと、だんだんおむつが早くはずれないか期待してしまいます。でも赤ちゃんの排泄感覚はとってもデリケート。パーフェクトにおむつがはずれるようになるのは、やっぱり時間がかかります。ママが早くはずそうと焦ると、とたんに息苦しいものになってしまいます。それではトイトレと一緒ですよね。

おむつなし育児は、あくまで「母子が楽しんでコミュニケーションをとる育児法」です。なんだかイライラしてるな、と思ったら、どうかこの原点に戻ってください。はじめておむつの外で排泄したときの、赤ちゃんの笑顔、不思議そうな表情を思い出してください。はじめておまるでおしっこできたときの、あの可愛らしい姿。天才だわ!と喜べた、素直な自分。少しずつでも、できないことができるようになったことを喜んであげてください。

不思議と、おむつはずしを焦らないほうが、早くはずれます。私がそうだったので、これは自信をもってそう言えます。

ママやパパのトイレにつれていく

ちょっと抵抗があるかもしれませんが、用を足す姿をみせて「しーしーしー、ほら、ママはトイレでおしっこするよ。そうするとお尻が濡れなくて気持ちがいいね!」なんて伝えると、思いのほか理解してくれます。これは家庭保育園の担当さんにアドバイスいただいてやってみたことなのですが、効果てきめんでした。

赤ちゃんって、ママの話すことを不思議と理解しているんですね。なので、どうしてトイレで排泄するのか、ちゃんと心をこめて「伝わると信じて」話すと、分かるんだと思います。今では私と娘の排泄感覚は同じ(恥ずかしいほどシンクロしてます……)なので、二人でトイレにいっています。トイレ時間が、楽しい秘密の時間になっています。笑

寝起きなど、おしっこしやすいタイミングでつれていく

赤ちゃんがおしっこするタイミングは、寝起き(寝ている間に膀胱にたまるので)、授乳後、抱っこやベビーカーからおりたあと(座った姿勢だとおしっこしにくいので)がほとんどです。なので、まずは寝起きや抱っこからおろすときにつれていくと、成功率がぐんと高まります。成功すると、ママはやる気がでますし、赤ちゃんも楽しそうで嬉しくなります!

まずは1日1回、朝だけでもいいので、おしっこする癖をつける。それがうまくいけば、今度はお昼寝後とおでかけから帰ってきたとき。そんな風にやっていくと、無理なくスケジュールがくめるようになります。

おまる、補助便座、携帯補助便座、お風呂場を使い分ける

赤ちゃんによっては、おまるが好きな子(おまるにも種類があります)、補助便座が好きな子、うちのように便座に立つ子、お風呂場で立ってするのが好きな子と、場所の好みがあるようです。おまるがだめでもトイレならできる子もいるので、まずはお子さんのやりやすい方法をみつけてあげてください。

私が使っていたのは、本でもおすすめされているホーローおまる。インテリア的にも抵抗がないデザインで、適度な重さがあってぐらつきません。汚れやにおいも全くつきません。生理が戻れば、私の布ナプキン洗いだめ用にしようと思っています。

おむつなし育児のイベントで出会ったリッチェルのおまる。座りやすくて、赤ちゃんが楽そうでした。月齢が低い場合は、こちらの方が安定感があっていいかもしれませんね。ホーローだと小さいうちはお尻にあてがって使う感じなので。

補助便座は、おもちゃもないシンプルで安価なものをおすすめします。おもちゃに気をとられて排泄できないケースをたくさん聞きます……。この便座はカバーもついていて冷たくないし、形状的におしっこが飛び跳ねにくくておすすめ。

携帯補助便座は、おでかけ用にすごく便利!長さが短めなので、最近の便座が長いトイレだと前の方だけに置く形になりますが、すべりどめがついているので意外と安定します。可愛いからか、家でもこれを好むこともあります。

また、お部屋のなかでおしっこしちゃう場合、特定の場所でする子も多いです。うちは、うんていのかげにかくれてやることが多かったです。笑 そういう安心スペースにおまるを設置してあげるのもいいですね。

おしっこの絵本で、おしっこする場所を理解させる

個人的には魔法の絵本だと思っているのですが(笑)、ノンタンのおしっこ本があります。これは家庭保育園の絵本セットに入っていたのでたまたま読んでいたのですが、娘はこれのおかげで最初からうまくおしっこできたんだと思います。

お友達のママさんにも、これを読んでからおまるを嫌がらなくなった、しーしーというと笑うようになった、なんて子が結構います。わざわざ買う内容じゃないと思っていましたが、やっぱり家庭保育園が選ぶだけあって、赤ちゃんにとっては分かりやすくて楽しい絵本のようです。一度読んであげることをおすすめします!

夏と冬では排泄のタイミングが違うと理解する

1才の娘の場合ですが、夏は2〜3時間ごとにおしっこ、昼寝も就寝時はおしっこなし(汗で出るのだと思います)です。冬は1〜1.5時間ごとにおしっこ、昼寝はおしっこなし、就寝時は2回おしっこです。うんちは朝に1回、これは季節がかわっても同じです。

大人と同じで、冬場はおしっこが増えます。排泄感覚を取り戻すトレーニングには最適ですね。でもおむつはずしが近い場合は、ちょっと苦労するかもしれません。冬はそういうものだ、と考えていた方が気が楽だと思います。

おまるイヤイヤ期は視点をかえて乗り切る!

上記でも書きましたが、急におまるやトイレを嫌がる日がきます。私自身、驚きましたし、正直ちょっとがっかりしました。せっかくうまくいっていたのに!と。でも後から分かったのですが、それにはちゃんと娘なりの理由があったんです。

というのも、それまで娘はおまるか、トイレの便座に立って排泄していました。それがある日突然、首を振って体の力を抜くようになり、立ってくれなくなりました。実は、あるとき私が用を足すのをみて「あれ?どうして私だけ立ってるの?」と思ったようなんです。娘は娘なりに恥じらいというか、ママと一緒がいい!と考えたんですね。そう、思考が成長していたんですよね。

でも、それに気づくまでは混乱しました。私としては、立ってしてくれるとラク(おでかけ先に携帯便座を持ち歩かずにすみますし、衛生的にも足の裏をふくだけでいいので)だったので、「こないだまで立ってたじゃない!」と立たせようとして泣かれたり。嫌がっているのかな?と、おむつに戻したり。お風呂場や洗面所をつかって気分転換してみたり。今思えば、見当違いでかわいそうなことをしました……。

無理強いするのもおかしいし、おむつなし育児やめようかなと思ったのですが、たまたま家庭保育園の担当さんにご相談したところ「女の子なので、立ってなさるのは恥ずかしいのではないでしょうか」といわれ、はっと思い当たったんです。気づいて補助便座に替えてからは、スムースでした。こんな具合に、ちょっとしたこと(でも親にとっては原因不明!)で解決するのが、おまるイヤイヤ期です。

我が家のように理由が明確なこともあれば、たまたまお出かけ先で汚いトイレに入って嫌になってしまった、時間が経てば自分からまたトイレに行きたがるようになった例など、様々。思いつく理由を全部試してもだめ!というときは、思い切ってお休みするのがいいと思います。赤ちゃんの成長は日進月歩なので、ある日突然できるようになることも多いようです。

まとめ

おむつなし育児は、母子のコミュニケーションと思って楽しんでいるとうまくいく。
おまる、補助便座、お風呂場などの使い分け、絵本などの技が効くこともある。
おまるイヤイヤ期がきても、焦らず視点をかえれば乗り切れる。

長くなりましたが、少しでもご参考になれば幸いです。お答えできるご質問があれば書きますので、お気軽にコメントくださいませ!

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